IMFは現在、食糧供給不足が世界中で社会不安の波を引き起こすと警告している

   Image: IMF now warning that food supply shortages will create waves of social unrest across the globe
【Natural News】2022年4月22日 BY: イーサン・ハフ
https://www.naturalnews.com/2022-04-22-imf-warning-food-supply-shortages-social-unrest.html


国際通貨基金IMF)が、厳しいと思われる未来についての警告を発した。

 

もし今の状況が続くなら -そしておそらくそうなるだろう- 世界的な食糧不足は続くだろう。その結果、供給問題や市民の不安が起こり、おそらく第三世界から始まり、そこから広がっていくだろう。

 

すでにペルーでは、止まらないインフレのために抗議デモが発生しているが、これはおそらく、問題が広がるにつれて起こることのほんの一端に過ぎない。

特に貧しい国々では、食料価格の高騰により、多くの家庭が家計を維持することができなくなる。その結果、抗議行動や暴動が起こり、ドミノ倒しのように世界中が地獄と化すだろう。

 

「この危機は、世界経済がまだパンデミックから完全に回復していないときに発生した」と、IMFの研究開発ディレクター、ピエール・オリヴィエ・グーリンシャスは言う。

グーリンシャス氏は、自身が書いた投稿の中で、世界が目撃している展開中の災害について、高いインフレと供給問題が混在していることを非難している。最も脆弱な国々がまずその影響を受け、やがて世界の他の国々がそれに続くだろう、と彼は付け加えた。

 

グーリンシャス氏は、「戦前から、多くの国で需給の不均衡とパンデミック時の政策支援によりインフレが進行し、金融引き締めを促していた」と付け加えた。

「このような状況から、戦争はその直接的で悲劇的な人道的影響を超えて、経済成長を鈍らせ、インフレを増加させるだろう。」

 

■■ 世界全体が飢餓に陥るのか?

さらにグーリンシャス氏は、食料と燃料の価格が上昇すると、貧しい国から社会不安がさらに広がる可能性があると指摘する。中央銀行は、中長期的なインフレ期待を固定化するために、何らかの形で政策を調整しなければならないだろう、と彼は言う。


中央銀行ねずみ講のようなもので、いつかは自重で崩壊してしまうからだ。

たとえ中央銀行がインフレを何とか抑えたとしても、食糧不足は今後何年も続くだろう、とゴーリンチャス氏はさらに指摘する。

 

中国のような国々は今、食料を買いだめしており、ウクライナのような「穀倉地帯」の国々は戦争のために輸出をやめ、通常よりも多くの面積を作付けしていない。

完璧な嵐で、世界経済はすでに打撃を受けたと言えるかもしれない。ただ、その影響がまだ全面的に現れていないだけだ。

 

IMFは、先の報告書の中で、地獄のような光景という言葉を使って、これから起こることを表現しているのだ。

共和党知事で、現在は世界食糧銀行を率いるデービッド・ビーズリー氏は、「今年、数十億ドルの追加支援を行わなかった場合、飢饉や不安定化、大規模な移住が起こることになる」と言う。

 

現在、世界食糧銀行を率いる元共和党知事のデービッド・ビーズリー氏は、「もし、今が地獄だと思うなら、覚悟してください。もし我々がアフリカ北部を放置すれば、アフリカ北部はヨーロッパにやって来るだろう。中東を放置すれば、中東がヨーロッパにやってくる」。

 

これはほとんど脅迫のように読めるが、おそらくそうなのだろう。もっと金を出せ、さもなくば...」とビーズリーは言っているのだ。

 

ところで、西側諸国もこれと無縁ではいられないだろう。すでに起きているインフレに加え、肥料危機だけでも作物の収量が減り、理論上、食糧供給は通常の半分まで崩壊する。

アイルランドでは、すでに当局がこの圧迫を見越して、来年は穀物を余分に作付けするよう農家に働きかけている。しかし、スコットランドでは、事態の深刻さについて否定的な意見が多いようである。