台風は中部を逸れる模様

台風は中部を逸れるコースとなるようで、4月4日辺りにはルソン島北部を通過ということになっている今日。

さて、今日の午前は観光省の事務所視察(2回目)がホーリーウィーク前のせいか突如入って旦那が対応してくれたが、いろんな難癖を付けられ、改装工事からやるはめになる模様。

その件で、夕方取り急ぎ私も事務所のオーナーと会って話しに行き、その旨を伝えて、改装の許可をもらった。とにかくこっちの役所は無駄な要求だけは多い。

事務所ビルのオーナーも同ビルでスパを営業しているが、管轄の省庁が突然、すべてのマッサージ師に新しい公認ライセンスを取らせるようにということを後出しで伝えてきたらしく、それには1人当たり13,000ペソもかかるそうだ。雇っているマッサージ師は11人だそうで、急に出すには洒落にならん額(40万円弱!)だと嘆いていた。額もひどいが、後出しはもっとひどい。でもこっちは何でもかんでも告知が適当、周知させることなく後出しなのだ。
こういうことは観光省管轄でもあった。これって政府機関のライセンスビジネスじゃないのだろうか。

……そんなことで、連休明けには指摘された部分の改装のため大工さんの手配をしたり、不足とされた調度品を揃えたり、なんだかんだを補足していかないといけない。結構な出費が予想される。我々からすれば、仕事の本質とは無関係なお金と時間の無駄としか思えないことだが、こっちではそれを無駄とは言わないのだ。そこが日本人とフィリピン人の「無駄」に関する感覚の違いだろう。

事務所の場所や広さ、看板の大きさ、調度品、インテリアに至るまでいちいち指示して来るのが表向きの見栄えを非常に気にするフィリピンウェイ。まぁ、これは業種によっても違うだろうが。

何はともあれ、今の事務所をナントカするだけで済みそうなことは不幸中の幸いだった。感謝せねば。これで事務所も一から探し直して高い家賃になったり、またまたビジネスパーミットの移転手続きをするはめになっていたらと思うと、頭がクラクラする。
仕事以外のことに時間も労力もお金も費やさせるこっちのやり方は、効率がいいとはとても言えない。

と、文句気味ではあるが、最悪の事態ではなくなったので気を取り直してやっていこう!GWの繁忙期になるとまたまたこういう業務をやる暇がなくなるので、4月後半で改装作業が進むといいが。

■そんなことはつゆ知らずの、シゲ子のまったりとした午後