CPAなLTO

昼前位にジョイミーとLTO(陸運局)で待ち合わせた。前回話をした人物(堂々と副業の建売住宅パンフを渡してくるリッチーという男)がいて、ジョイミーがビサヤ語でケソン市LTOの状況を話したり、ボホール側の状況を聞いたりしてくれた。

すると、ボホールLTOのほうではなく、ケソン市のLTOの職員が間違ったことを言っていたようだ。こっちにしてみればもうボホールでもケソンでもどこでもLTO職員は同じ穴のムジナだ(フィリピンの政府機関・役所はすべて)。仕事のできないレベル(&やらないレベル)が日本人とは本当にケタ違いだ。

冗談ではなく日本で数分できること=“PCからたった1枚のデータを出力するだけ”、のことに1年かかっている。嘘みたいな本当の話だ。日本の人に言っても信じてもらえないんじゃないかと思う。

1枚の紙を出すのに、うちじゃ出せない、あっちだ、あっちじゃないやっぱりこっちだ、出力するためにこの証明書を取ってこい、前オーナーのIDと署名を持ってこい X 数回、この車が盗難車でないか証明しろ、この書類を作ってこい、持って行くとこれじゃ足りないあれも要る、やっぱりこれも要る、年度が変わったから排ガステストや諸テストしてこい……等という不毛なことを延々延々と1年以上やってきた。

わざと嫌がらせでやっているというより、彼ら全員が一人ずつ皆、たった1枚の紙を出力するためにどうしたらいいのかその正しい手順を誰も分かっておらず、その場限りのことを言って仕事をしていなかったこと、これが真の原因だったのだと今となってはよく分かる。

(さっきTWで留学エージェントさんが“フィリピン政府はいいかげんですし、フィリピンに限らず、役人がOKと言えばOKだし、NOと言えばNOなので、我々外国人はそれに従うしかありません。ケースバイケースです”というTWをしていた。
これは出入国トラブルの件についての事のようで、私たちとはトラブル内容は全く違うが、この人が言わんとしていることは実によく分かる。)

ここまでのことで分かったのは、たとえ私たち自身や元のオーナー自身がケソン市LTOへ行っていたとしても、おそらく現地職員(&ボホール側の職員も)がダメすぎてやっぱり簡単には解決できなかっただろうということだ。つまり、ボホール←→ケソン市を無意味に何往復もさせられるはめになるだけだった(旅費莫大)。

だからジョイミーの弟さん(シャイで気弱らしい)が毎週代行してくれていること、ジョイミーが仲介してくれていることは計り知れない助けになっている。この一連のことが終結したら、彼らと共に大祝宴を挙げようと思っている。来週またケソン市LTOに弟さんが行ってくれ、現場から連絡してもらうことになった。

今日ばかりはジョイミーもあきれて言葉がないという感じだった。フィリピン人の自分でさえ、もはや彼らの言動は全く理解できない!と言っていた。
それで私はLTO改め、CPA=クレイジー・ピープル・エージェンシーと呼ぶことにした。ジョイミーはLTO=レイジー・トランセクション・オフィスと言っていた。

その後、昨日に引き続き港へチケット買いに寄った。今度のは近々観光に来られる人用のだが、明日はまたまた私たちも所用でセブへ。
なんと、LTOという名のCPAとの終わりなき戦いが続いている中で、さらに新たな戦い=某政府機関(クレイジーな役所)を始めることにした。

昨日も今日も2GoTravelは欠航になっていたが、2Goは欠航率がすごい高い気がする。理由が分からない。