またまた税務セミナーや観光省へ - （フィリピン中部の）ボホール島に住んでいます

午後一でBIR（国税局みたいなもの。内国歳入庁）の税務セミナーを受けなければならず、出掛けていった。昨夜はチャオがすごい発情期で寝ずに朝までわめいていたせいで私もほとんど寝れないままだったので出掛けるのはしんどかった。

新規登録者のためのセミナー受講必須とのことで、税務の実務的なことをやるのかと思って会計用語の英単語の虎の巻を作って持参した。

前半講師はDTI（貿易産業省）の人。この後ろや左側にももっと人がいる。皆結構真剣に聞いている。

行って見ると時間にはすでに始まっており、びっくりした。私たちのあとにも結構きたけれど、時間を守っている人の多さに驚き。

しかし前半はDTI（貿易産業省）の人が事業登録や製造業、卸・小売業の概要みたいなことをレジュメを配布して解説していて、ほとんど私たちには関係ない内容だった。
しかもビサヤ語でやっており、途中でタガログ語の人も混じっていることが分かって、私もすかさず手を上げて「英語！」「外人だから！」とアピールしたら皆さんの笑いがとれた。

話し手が英語も交えて話してくれたが、すぐにビサヤ語オンリーになってしまった。参加者もビサヤ語で質問したりしてビサヤ語の世界になってしまった。しかし、結構分かる単語が多くなってきて、おおよそこんなことを言っているなということは把握できることが以前より多くなってきた。

これで終わりかと思ったら、後半はBIRの人が税務についての基本的な講義を始めた。これは英語でやってくれて助かった。
まぁ自分の事に関して個別に聞かないと分からないけれど、おおよその税金の種類やしくみが分かった。

こっちで面倒くさいのは4半期毎の税金もあるうえに毎月払い込みをしないといけないことと、遅れるとペナルティが厳格なこと。ペナルティで小遣い稼ぎしてるんじゃないかと思うほど、こっそりペナルティの罠がいろいろなところに張り巡らされている気がする。

今日セミナーの話しで発覚したのが、私たちつい一昨日に登録書を受け取ったばかりなのに、毎月の所得税の締切が20日なので、なんと明日までに納税しないとペナルティになるところだったのだ。今日（19日）来ていてよかった！危ない危ない。

しかし、私たちの場合、その納税はたった1日（5月30日）分に当たるものだけで、実際には収入ゼロなので納税もゼロ。
それでも毎月その期日にはその旨登録に行かないとペナルティが取られるのだ。
解説者にセミナー後直接聞きに行って、そういうことが今日いろいろ分かった。どうせ外人だし初心者で何も分からないんだから遠慮せず何でもかんでも聞いといて損はない。知らないとすべて自分に直接跳ね返ってくる。
それで、また明日もゼロ納税をしに出直し……。

でも考えたら市役所もそうだが、BIRなんて外国人は1人も見たことがない。私たちだけ。外国人がオーナーでも自分で来ることはない業務なんだなーと思う。現地スタッフがやっている様子。

今日は1時間ぐらいのセミナーかと思っていたら、結局休みなく13:30から16時までだった。長い。でもみんな真剣に質疑応答していた。

その後、DOT（観光省）の登録必要物を再確認するために向かったら、いつの間にやら新オフィスヘ引っ越していた。引っ越し先へ向かうと、以前セブから赴任してきたばかりのJPさんが支局長になっていて女性職員も5人引き連れてちょっと偉くなったようだった。
地図とか新しいパンフとかもいろいろ貰ってきた。2012年版だけど観光の統計も貰ってきたのでまた読んでおきたい。

新DOT（フィリピン観光省）オフィス入り口。