クコの目薬

昨日の朝、クコの目が二重みたいになっていて、午後から急に出目金のように腫れてきた。元気そうなので今朝まで様子を見たが、昨日よりさらに腫れていたので、最寄りの動物クリニックへまずはクコの目の写真を持って相談にいった。

クコを医者に連れていくのは至難の業なので、治療の必要があれば往診してもらったほうがいいのではないかと思っていた。抗生物質を打つ場合でも注射に来てもらったほうが無難だろうと。

こっちで動物病院へ行ったのは初めて。獣医さんにクコの状態を説明し、印刷した写真を数枚見せると、クコ自体は元気でエサも食べているのであれば目の炎症を起こしているだけだと思うから5日間程目薬で様子を見て下さいということになった。若くて親切な獣医さんだった。

まだ子ヤギがいるなら注射は子ヤギによくないし(おっぱいから出てくるから)やめたほうがいいということだった。

目薬は400ペソ。水で患部を洗ってから朝夕2回ずつ目薬を周囲と目の中に差してくださいということで、クコがおとなしく目薬を差させるか分からなかったが、とりあえず帰宅してやってみると思ったより抵抗しなかったので助かった。

午後、様子を見に行ったら腫れが止まっているようで、夕方になると、腫れが昼間より引いてきているようだった。一時は腫れてまぶたの肉が目にかぶさってきて目がふさがりそうな勢いだったので心配したが、目薬が思ったより効いたようだ。
夜もう一回差して小屋に返したので明日どうなっているか。

目の件は急なことで原因がよく分からず、何かにぶつけて腫れたかチャオの角で攻撃でもされたかと思ったが、炎症(感染)系のものということだった。
そういう症状のヤギをこれまで見たことがないし、なんでだろうとは思うが、クコも出産後のストレスなどで免疫が下がったりしていたのかもしれない。

クコは元々気難しく神経質なヤギだし、出産後はますます言うことも聞かなくなっているし子ヤギを重荷に感じている様子だったのでしんどかったのかもしれない。1歳強での出産は早いほうだし、そもそも我々の管理不足の結果なので申し訳ない。

幸い、子ヤギたちは非常にバイタリティがあるので育児ノイローゼ気味のクコの下でも日々たくましく育っている。夜も小屋でクコと離れて兄妹2匹で寄り添って寝ている。