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【RT】2025年4月6日 10:15 ホームビジネスニュース
https://www.rt.com/business/615288-trump-beer-tariffs-jobs-eu/
ビール醸造業者は、米国の大幅な新輸入税から自分たちを守るようブリュッセルに求めていると同紙が報じた。
EUのビール醸造業者を代表する業界団体は、米国へのビール輸入に対する25%の関税により、
企業が閉鎖を余儀なくされ、数万人が失業する可能性があると警告したと、フィナンシャル・タイムズが4月5日(土曜日)に報じた。
今週初め、米国商務省は、ビールと空のアルミ缶を、アルミニウム関税の対象となる派生製品のリストに追加した。
EU全体のビール醸造業者は、新しい関税がすべてのビールに適用されるのか、それともアルミ缶で輸入された製品にのみ適用されるのか混乱していると報じられている。
「我々は[欧州]委員会に対し、あらゆる外交ルートを使い、交渉であれ報復であれ、我々が巻き添え被害者となっているこの関税を緩和する方法を見つけるよう求めている」
と、ブリュワーズ・オブ・ヨーロッパの事務局長ジュリア・レファーマン氏はフィナンシャルタイムズに語った。
インベブ、ハイネケン、カールスバーグなどの大手ビールメーカーを代表する同団体は、EUの貿易総局が米国当局と連絡を取ったが、関税の範囲についてはまだ明確な説明を受けていないと強調した。
ブリュワーズ・オブ・ヨーロッパは同紙に対し、地元企業が昨年米国に8億7000万ユーロ(9億5300万ドル)相当のビールを輸出したと語り、
この事業が失われれば、ビール業界の200万人の雇用のうち10万人が失われる可能性があると強調した。
トランプ大統領は、歴史的な一連の新関税の一環として、すべての輸入品に最低10%の関税を課し、米国との貿易不均衡があるとする数十カ国に「相互」関税を追加すると発表した。
EUからの輸出にはさらに高い20%の税率が課された。