ソーシャルメディアの投稿で年間1万2000人の英国人が逮捕される - タイムズ紙

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【RT】2025年4月7日 04:56 ホームワールドニュース

https://www.rt.com/news/615320-12000-brits-arrested-social-media-posts/

容疑者は、オンラインでの「不快な」発言を犯罪とする法律に基づいて起訴された。

 

タイムズ紙は拘留データを引用して、英国では脅迫的または不快とみなされるオンライン投稿を理由に何千人もの人々が警察に拘留され、尋問されていると報じた。

 

4月4日(金曜日)に発表された数字によると、警察官は2003年通信法第127条および1988年悪質通信法第1条に基づき、年間約1万2000件の逮捕を行っている。

 

 

これらの法律は、電子通信ネットワークを介して「非常に不快な」メッセージを送信したり、「わいせつ、卑猥、または脅迫的な性質」のコンテンツを共有したりして苦痛を引き起こすことを犯罪としている。

 

2023年だけで、37の警察署の警察官が1万2183件の逮捕を行った。これは1日あたり約33件である。タイムズ紙によると、これは逮捕者数が7,734人だった2019年と比べて58%の増加だ。

 

 

同時に、政府のデータによると、有罪判決と量刑はほぼ半分に減少している。

 

いくつかの事件は法廷外での和解で解決したが、最もよく挙げられる理由は「証拠の難しさ」であり、特に被害者が訴訟を放棄した場合にそうだった。

 

この統計は国民の抗議を引き起こし、市民自由団体は当局がインターネットを過剰に取り締まり、「曖昧な」通信法を使って言論の自由を損なっていると非難している。

 

 

タイムズ紙は、1月29日に娘の学校の採用プロセスについて保護者のプライベートワッツアップグループで懸念を表明した後逮捕されたマキシー・アレンさんとロザリンド・レヴィンさんの事件を取り上げている。

 

6人の制服警官が自宅を訪れ、末っ子の前で2人を拘束し、警察署に連行した。

 

学校側は、2人が理事長について「中傷した」と主張し、嫌がらせ、悪意のある通信、学校敷地内での迷惑行為の疑いで2人を尋問した。

2人は指紋採取、身体検査を受け、8時間独房に閉じ込められた。

 

警察国家に住んでいるという感覚を拭い去るのは大変だった」とアレンさんはデイリーメール紙に語り、メッセージには「攻撃的な言葉や脅迫は含まれていなかった」が、単に「少し皮肉っぽい」ものだったと付け加えた。