マドゥロの自暴自棄 野党選出の大統領がベネズエラで逮捕に直面

独裁者ニコラス・マドゥロに対する抗議デモ中のベネズエラの野党指導者マリア・コリーナ・マチャドとエドムンド・ゴンサレス。(写真:YouTube/El País)
ゲートウェイパンディット】2024/9/4  フェルナンド・デ・カストロ

https://www.thegatewaypundit.com/2024/09/maduros-desperation-grows-opposition-elected-president-faces-arrest/
独裁者ニコラス・マドゥロに忠実な裁判官たちによってコントロールされているベネズエラの司法は、権威主義的な権力の新たな誇示として、7月の大統領選挙に出馬し当選を宣言された野党指導者エドムンド・ゴンサレスの逮捕状を発行した。

 

この逮捕状は検察庁が請求したもので、9月2日(月曜日)に公開された。

 

ブラジルのニュースポータル『G1』の情報によると、ゴンサレスは選挙権の簒奪、公文書偽造、違法行為の扇動、システム妨害、犯罪結社などの罪に問われている。

 

この逮捕状は、彼に対する政権の告発を正式に決定するものである。


マドゥロによるゴンサレスへの弾圧は、たとえ不正行為に手を染めてでも権力にしがみつこうとするチャビスタの独裁者の必死の行動と広く見られている。


ベネズエラの検察は、エドムンド・ゴンサレスは3回の召喚状を無視したと主張している。司法も検察もマドゥロ政権と手を組んでいる。


タレク・サーブ検事総長は、召喚状の目的は、印刷された選挙報告書をウェブサイトで公開したことに関するゴンサレスの証言を集めることだと述べた。

 

この公表によって、ベネズエラの野党が選挙に勝利したことが世界中に知られることになったが、マドゥロはこの結果を認めようとしない。

 

投票機によって作成されたすべての文書の80%以上が、野党グループによってウェブサイトに公開された。

 

以前、ゴンサレスに対する逮捕状請求を批判していた野党指導者マリア・コリーナ・マチャドは、マドゥロ支配下にある司法の行動を再び非難した。

 

彼女はこう述べた。


マドゥロは完全に現実を見失った。エドムンド・ゴンサレス次期大統領を脅すために政権が発行した逮捕状は、私たちの運動の決意を強めるだけの新たな一線を越えています。ベネズエラ人と世界中の民主主義諸国は、自由を求める私たちの運動において、これまで以上に団結している」。


逮捕状は、ゴンサレスが逮捕され次第、直ちにベネズエラ検察当局に引き渡すよう命じている。


マドゥロの同盟国は、反対派が提示した文書は虚偽だと主張している。

 

しかし、ベネズエラ当局は、米国やブラジルなどの国々からの要請にもかかわらず、いわゆる本物の選挙報告書をいまだに公表していない。国連は、野党が公表した文書の安全性を確認している。


ゴンサレスに対する逮捕状は、TGPが報じたように、米国が同日、ドミニカ共和国マドゥロ政権の飛行機を押収したのと時を同じくしている。