【Breit Bart】2024年7月9日 クルト・ジンドゥルカ 記
https://www.breitbart.com/europe/2024/07/09/patriots-for-europe-le-pen-orban-alliance-becomes-third-largest-in-eu-parliament-biggest-populist-group-in-history/
マリーヌ・ルペン、ヴィクトール・オルバン、その他の有力ポピュリストたちによる新しい欧州議会同盟「欧州のための愛国者たち」は、今やEU議会で3番目に大きなグループであり、EU圏史上最大のポピュリスト・グループとなった。
先月のEU議会選挙で大陸全体が大きく躍進したことを受け、新たなポピュリスト・グループがジョルジア・メローニ氏の中道右派「欧州保守改革派(ECR)」とエマニュエル・マクロン氏の新自由主義「欧州刷新(RE)」を抜き去り、ブリュッセルで3番目に大きな派閥となった。
アイデンティティと民主主義(ID)グループに代わる欧州のための愛国者たちグループは、マリーヌ・ルペン元フランス大統領候補のナショナルラリーとハンガリーのヴィクトール・オルバン首相のフィデスが中心となる。
新グループの欧州議会議員(MEP)は84人で、前身のIDグループより11人増えるだけだが、議員数が750人から720人に減るため、その影響力はさらに強まる。
また、EU議会史上最大のポピュリスト派閥のグループ化となる、と『ガーディアン』紙は報じている。
また、ポピュリストの投票力は、メローニ氏のECR(78)とマクロン氏のRE(76)を上回り、ウルスラ・フォン・デア・ライエン氏の欧州人民党(EPP)の188と社会民主党(SD)の136に次ぐものとなった。
このグループは、国民集会の新星ヨルダン・バルデラとハンガリーのキンガ・ガールが副議長として率いる。
「ヨーロッパのための愛国者たちは、自分たちのアイデンティティ、主権、自由を大切にするヨーロッパ諸国の何千万という市民にとっての希望を象徴している」とバルデラ氏はユーロニュースの取材に答えた。
ハンガリーのオルバン党首は次のように述べた。
我々はヨーロッパ帝国を望んでいるわけではなく、ヨーロッパ合衆国を望んでいるわけでもなく、ブリュッセルからの灰色の大量支配を望んでいるわけでもなく、指揮統制システムを望んでいるわけでもない。
私たちは、それぞれの国旗の下での国家主権と独立を望んでいる。
■■パラダイムシフト: 緑の熱狂者、リベラル派が欧州大選挙で最大の敗者
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- ブライトバート・ロンドン (@BreitbartLondon) 2024年6月10日
新しい「愛国者」グループ内の他の著名なパートナーには、
イタリアの急進派マッテオ・サルヴィーニの「レガ」、チェコのアンドレイ・バビシュ元首相の「ANO」、オーストリアの自由党(FPÖ)、
スペインのポピュリスト政党「VOX」、オランダのキングメーカー、ゲルト・ウィルダースの「自由のための党(PVV)」が含まれる。
サルビーニは、愛国者たちは「ヨーロッパの未来を変える決定的な存在になるだろう」と語った。
しかし、マリーヌ・ルペンが「ドイツのための選択肢」(AfD)を前回のポピュリスト同盟から除外するという決定を持ち越したため、AfDの15票は無所属のままとなった。
しかし、多くの場合、このドイツ政党は愛国者グループと同じように投票し続け、関係なくその存在感を事実上高めると思われる。
また、新欧州議会が来週ストラスブールで初会合を開くまでには、まだグループ分けを変更する時間がある。
オルバンとルペンはともに、イタリアのジョルジア・メローニ首相に対し、中道右派のECRとポピュリスト右派のスーパーグループを結成するよう働きかけている。
しかし、右派の分裂は依然として続いており、
メローニ氏は当初選挙戦で掲げた移民反対の強硬姿勢を捨て、
またブリュッセル内のグローバリスト派閥に寄り添うように見え、
特に欧州委員会委員長のウルスラ・フォン・デア・ライエン氏と親しくなっている。
メローニと彼女のグループの多くは、ウクライナでの戦争継続を断固として支持しており、モスクワとキエフの和平交渉を求める代表的な発言者の一人であるオルバンとは対立している。
ハンガリーのオルバン首相は、イタリアのメローニ氏にEU議会でフランスのルペン氏とポピュリスト同盟を結ぶよう呼びかけたが、メローニ氏はグローバリストのギャル仲間ウルスラ・フォン・デア・ライエン氏と決別するのだろうか?
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- クルト・ジンドゥルカ (@KurtZindulka) 2024年6月5日