【ゲートウェイパンディット】2024年6月1日-8:20 pm ポール・セラン著
https://www.thegatewaypundit.com/2024/06/right-wing-eu-super-group-hungarys-orban-urges/
保守派の覇者、ハンガリーのヴィクトール・オルバン首相は、非常に強い地政学的見解と、激しい圧力に逆らってでもその見解を実行に移そうとする意志を持った政治家である。
一方では、『オルバンのハンガリー、NATOとの関係を「再定義」 ウクライナ作戦には( 『参加せず』のように、英雄的な反戦姿勢を示している。
他方では、『EUの指導者は去らなければならない』:ハンガリーのオルバン首相は『ブリュッセルを占拠せよ』という呼びかけで欧州選挙キャンペーンを開始する』のように、EUにおける組織化と権力奪取の権利を求める指導者もいる。
だからオルバンが、イタリアのジョルジア・メローニ首相とフランスのRN党首マリーヌ・ルペンという、欧州大陸における保守派の二大巨頭の統合を呼びかけるのは道理にかなっている。
保守派のジョルジア・メローニ首相が率いるイタリアは、リベラル派のドイツを置き去りにして欧州経済で最も急成長している。
また、メローニ首相は6月の欧州選挙に出馬し、「中道右派をまとめ、左派を野党に送る」ことを望んでいる。
とはいえ、マリーヌ・ルペンとの関係は親密とは言い難い。イタリアのサルビーニとフランスのルペンは、来年のEU選挙を前に、大量の移民に反対して結束した。
しかし、マリーヌ・ルペンは現在、イタリアのジョルジア・メローニ首相に対し、次期欧州議会で「右派のスーパーグループ」を結成するよう公式に要請している。
ポリティコが報じた。
フランスの週刊誌『ル・ポワン』とのインタビューで、ハンガリーの首相は、「ヨーロッパにおける主権主義陣営の未来、そして右派全般の未来は、今や2人の女性の手にかかっている」と述べ、フランスの極右政党の党首とイタリアの指導者が「ひとつのグループか連立の中で協力すれば、ヨーロッパの力になる」と主張した。
メローニ氏の政党「ブラザーズ・オブ・イタリー」は現在、EU議会で欧州保守・改革派(ECR)に属しており、ルペン氏の「国民集会」は「アイデンティティと民主主義(ID)」グループに属している。
6月6~9日のEU選挙で保守派が躍進すると予想される中、ルペンは右翼グループの一本化を提唱している。
そのようなグループは議会で第二勢力になる可能性がある。
「オルバンもルペンのビジョンに共感している。そのようなパートナーシップから生まれる勢いは、「欧州右派の構成を再編成するのに十分であり、欧州人民党に取って代わる可能性さえある」と彼は語った。
オルバン党は2021年に欧州人民党(EPP)から離脱した。
メローニ氏の『欧州保守・改革派』への合流に向けた協議を行う一方で、ハンガリー人が支持するルペン氏の『アイデンティティと民主主義』や、オルバン氏が『ドイツの影響下にある』と批判するEPPとのECRの関係を理解したいと考えている。
「特定の政党が獲得する議席数とは別に、私が思うに最も重要なことは、ウクライナでの戦争にさらに踏み込む用意のある欧州議会議員の数と、戦争を終結させることに賛成する議員の数だろう 」と、クレムリンの指導者ウラジーミル・プーチンの全面侵攻をかわすために、欧州の対ロシア制裁やウクライナへの支援策にたびたび反対してきたオルバンは語った。