ファイル写真 2024年2月7日、西エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相(右)と握手するアントニー・ブリンケン米国務長官(左)。© Getty Images / Anadolu / Contributor
【RT】2024年6月18日-19:06 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/599500-us-israel-weapons-supply/
ネタニヤフ首相によると、国務長官は、ホワイトハウスはすべての武器輸送を再開するために「日夜努力している」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、パレスチナの過激派組織ハマスとの戦争に必要な武器の供給をめぐり、米国に圧力をかけたと主張した。
ガザ南部の人口密集都市ラファへの攻撃を縮小するよう求める中、アメリカは5月上旬にイスラエルへの武器供与を一時停止した。
その中には戦闘機用の爆弾3500個も含まれていたという。
ハマスが運営する地元当局によれば、ユダヤ国家によるラファへの攻撃は、数千人のパレスチナ人の死傷者を出している。
ネタニヤフ首相は6月18日(火曜日)、X(旧ツイッター)に投稿されたビデオで、アントニー・ブリンケン米国務長官がホワイトハウスに「これらのボトルネックを取り除くために日夜努力している」と確約したと英語で述べた。
この声明は、先週エルサレムでブリンケン米国務長官と会談した際、ネタニヤフ首相が武器供給の障壁を取り除くよう要求したという最新の報道を裏付けるものである。
道具をくれれば、仕事を終わらせる。
pic.twitter.com/eQHpyd9q0X
- ベンヤミン・ネタニヤフ - בנימין נתניהו (@netanyahu) June 18, 2024
「ブリンケン長官が最近イスラエルを訪れた際、率直に話をした。私は、米国が開戦当初からイスラエルに与えてくれた支援に深く感謝していると述べた」とネタニヤフ首相は述べた。
しかし、私は別のことも言った。ここ数カ月、政権がイスラエルへの武器や弾薬を差し控えていることは考えられないと言ったのだ。
イスラエルの指導者は、アメリカの武器の流入が増えれば、ハマスとの闘いに終止符を打つことができると強調した。
「第二次世界大戦中、ウィンストン・チャーチルは米国にこう言った。そして私は、道具を与えてくれれば、もっと早く仕事を終わらせることができると言っている」
ネタニヤフ首相は、ヨアヴ・ギャラント国防相をはじめとする高官たちに、今週ワシントンで予定されているアメリカ側との会談で、武器移転が完全に再開されるよう確認するよう伝えたという。
ジョー・バイデン米大統領は、ラファの状況をめぐってイスラエルに武器輸送を停止すると繰り返し警告してきたが、そうした警告にもかかわらず、同政権は武器や弾薬の供給を続けてきたと報じられている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、アメリカは爆弾の輸送を停止したのと同じ5月に、イスラエル向けに10億ドル相当の弾薬と車両の輸送を進めたという。
6月17日(月曜日)、『ワシントン・ポスト』紙は、ホワイトハウスが議会民主党に圧力をかけ、180億ドル以上のF15戦闘機50機を含むイスラエルへの大規模な武器売却を支持させることに成功したと報じた。
イスラエルは、過激派が10月7日の奇襲攻撃で約1200人を殺害し、200人以上を人質に取った後、ハマスに宣戦布告した。
ガザの保健省が発表した最新の数字によれば、その後の数ヶ月の戦闘で37,000人以上のパレスチナ人が死亡している。