【露】植民地大国の時代は終わった - メドベージェフ大統領

写真:ロシア安全保障理事会副首相兼統一ロシア党首のメドベージェフ氏。スプートニク / アレクセイ・マイシェフ

【RT】2024年 6月 14日 13:20 ホームロシアとFSU
https://www.rt.com/russia/599294-time-colonial-powers-over-medvedev/
帝国主義の名残を捨てたいと考える国がますます増えている、と元ロシア大統領。


ロシアのメドベージェフ前大統領は、植民地遺産からの解放を望む国が増えていると述べた。

 

西側の旧帝国列強の多くは、ウクライナ紛争でロシアに前例のない制裁を課し、モスクワの新植民地主義政策を非難している。

 

現在、ロシア安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ大統領は、『ロシイスカヤ・ガゼータ』紙に掲載された「植民地大国の時代は終わった」と題するオピニオン記事の中で、このようにコメントした。

 

この記事は、ウラジオストク市で開催されたロシアのBRICSグループ議長に捧げられた一連の国際イベントの前に掲載された。

 

「ますます多くの国々が植民地主義の遺産から解放されつつあり、包括的な多国間主義、主権の平等を基礎とする世界が、異なる政治・社会体制を持つ国々間の平和的共存と相互尊重を目指している」とメドベージェフ大統領は書いている。

 

メドベージェフ前大統領は、米国とその同盟国が採用した「違法な」制裁政策や、海外における数々のクーデター未遂について言及し、西側諸国が「独立国家の問題に不当に干渉している」と批判した。

 

メドベージェフ大統領は、西側諸国が「グローバルな新植民地主義」、つまり不平等な経済的・政治的関係を他国に押し付けようとしていると主張した。

 

メドベージェフ大統領はまた、植民地支配の犯罪に関する国連のデータベースを構築することを提案した。

 

メドベージェフは2008年から2012年までロシア大統領を務め、その後2020年まで首相を務めた。

 

彼はソーシャルメディアへの投稿で、ウクライナ紛争に対する強硬姿勢を維持していることで知られている。

 

2月、ロシアのプーチン大統領は、「新植民地主義」、西側諸国が「支配を維持」しようとするもので、他国を経済的に征服し、主権を奪う一方で、異質な伝統や価値観を押し付けていると主張している、とされている。