バイデンはテロリストにもイスラエルにも圧力をかけられない

  

【Independent Sentinel】M・ドーリング著  2024年6月9日

https://www.independentsentinel.com/biden-cant-pressure-the-terrorists-or-israel-into-a-deal/

伝えられるところによると、バイデンはエジプトとカタールの仲介者に、ハマスが「イスラエル」の停戦提案に同意しなければ、逮捕、資産凍結、制裁、カタールからの追放に直面することを伝えるよう伝えた。

 

イスラエルの提案ではない、ホワイトハウスの提案だ。

 

ハマス側は二の足を踏み、書面で恒久的停戦を保証しない合意は受け入れないだろう。さらに、停戦の3つの段階は相互依存的でなければならない。


言い換えれば、ハマス側は合意内容を変更するつもりなのだ。

 

ハマスの政治局長であるイスマイル・ハニェはこう述べている。

 

「われわれの民衆は降伏しない。レジスタンスは、この犯罪的な敵の前でわれわれの権利を守り続ける。もし占領軍が、武力によってわれわれに自分たちの選択を押し付けることができると考えているのなら、それは妄想である」


「私たちの運動は、何よりもまず私たち国民の安全を達成しないいかなる合意にも同意しない。」


■イスマイル・ハニェ


一方、ガザのハマスのトップ、ヤヒヤ・シンワールはこう述べた。

我々は、『イスラエル』が恒久的な停戦を約束する場合にのみ、和平合意を受け入れる。ハマスが武器を放棄することはないし、それを要求する提案に署名することもない。

 

バイデンは 「恒久停戦 」の提案を世界に示したが、ハマスの提案にはバイデンの要求は含まれていなかった。バイデンは、ハマスこそが停戦の 「障害 」だと述べた。

 

ハマスは最初から恒久的停戦を要求しているが、イスラエルは恒久的停戦に同意しない。ハマスの使命はイスラエルを破壊することだ。

 

ホワイトハウスは、双方に圧力をかけ、どちらにも完全に明確にしないことで、両者の合意を得ようとしている。

どちらも譲歩しない。