ハンガリーのオルバン首相、スロバキアのロバート・フィコ首相殺害未遂事件で自身の命への脅威を語る

ビクトル・オルバンがチェコのチャンネルXTVのインタビューに答えている。
【REMIX】デネス・アルベルト著 2024年5月31日 10時51分

https://rmx.news/article/hungarys-pm-orban-discusses-threat-to-his-own-life-in-the-wake-of-the-attempted-murder-of-slovak-pm-robert-fico/
ハンガリーのオルバン首相は、盟友であるスロバキアのロバート・フィコ首相が銃撃された事件を受けて、政治的暗殺に直面する可能性についてチェコのジャーナリストと議論し、平和の側にいる人々が危険にさらされる可能性があると述べた。

 

「ロバート・フィコが撃たれたとき、私は彼のことを考えた。それ以来、友人の回復のために多くの祈りを捧げたが、そのとき私は、彼が一人の暗殺者なのか、それとも何らかの組織が背後で暗躍しているのかと考えた」とオルバン首相はチェコXTVのインタビューで語り、「もしそれが組織であったなら、今平和の側にいて平和を主張している私たち全員が、より大きな危険にさらされていることになる」と付け加えた。

 

ハンガリーの首相は、多くの反応は控えめで、殺人を言い訳にしたり、あるいは喜んだりするものだったと指摘した。

 

「それ以来、私はその反応を見てきたが、暗殺そのものに劣らず、私たちを心配させている。」

 

オルバンはまた、ハンガリーは「自由な国であり、政治家は自由に行動できる。暗殺されるかもしれないという恐怖を日常的に与えるのはおかしい。ブダペストは安全な街です」

 

一般的に、暗殺される可能性についてオルバンはこう語った。

「そのようなことは考えていません」

 

オルバンは長い間、ウクライナ超国家主義者の殺害リストに加えられるなど、さまざまな生命の危機に直面してきた。

 

露・ウクライナ戦争の即時停戦を提唱したことで知られるフィコは、深刻な状態が続いているが、その後退院し、自宅で療養していると伝えられている。国際メディアはこの記事にほとんど時間を割かなかった。

 

NEW: 🇸🇰🚨 スロバキアのロバート・フィーコ首相が、昨日の銃撃事件のわずか1ヶ月前に、自身の暗殺を予言していたというゾッとする映像。

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- Remix News & Views (@RMXnews) 2024年5月16日


オルバン氏にとって潜在的なリスクがあるにもかかわらず、彼は平和を主張し続けると言っている。

彼はチェコのテレビ局に対し、ヨーロッパ人はウクライナの戦争を自分たちのものだと考えるべきではないと語った。

 

「私たちの仕事は、巻き込まれたり、毅然とした態度をとったり、介入したりすることではなく、この戦争を孤立させることだ。最初からそうすべきだったが、正反対のことが起きてしまった」と首相は強調し、戦争の拡大を許してはならないと付け加えた。

 

オルバンにとって重要な問題は、誰がプーチンと交渉するかである。

 

決定的な交渉はウクライナとロシアの間で行われるのではなく、アメリカとロシアの間で行われる。

 

また、ウクライナは独立国家ではなく、米国とEUから資金援助を受けなければ、戦争を継続することはできないと付け加えた。

 

アメリカでもヨーロッパでも、戦争で利益を得るビジネスグループから独立し、プーチンとの関係の威信にこだわらず、人命、平和、永続的な安全保障の利益のみを考えて決断する人物が必要だ。私は、トランプ大統領がそのような大統領になると信じている」とオルバンは語った。

 

オルバンは、「ジョー・バイデンが悪い人だとは思わないし、悪いことをしたいとも思わないと付け加えた。しかし、米国は戦争に深く関与しており、バイデンはもはや米国を撤退させることはできない」

 

オルバンはまた、世界大戦は我々が考えているよりも近いかもしれないと警告した。

 

「指導者たちが立ち上がって、明日の朝には世界大戦になる、と言って始まった世界大戦はない」と首相は指摘した。

 

EUの機能に関して首相は、ブリュッセルハンガリーが望まない多くの問題について、ハンガリーにその意思を押し付けようとしていると述べた。

 

「彼らはハンガリーを経済的に締め付けようとしている。これは戦争だけでなく、移民問題やLGBTQの問題でもある」と付け加えた。