【Natural News】2024年3月3日 ランス・D・ジョンソン著
https://www.naturalnews.com/2024-03-03-at-least-one-fourth-of-gazans-facing-famine.html
国連の新しい報告書によると、ガザ住民の少なくとも4分の1が飢饉と本格的な飢餓から「あと一歩」のところまで来ている。
食糧不足は罪のない人々に対して武器化され、国際社会は封鎖され攻撃されているため、ガザの人道的ニーズに追いつくことができない。
ほとんどのガザ住民は、農業経営が全滅している今、食糧援助を必要としている。
国連人道問題調整事務所（OCHA）によれば、ガザでは住民のほとんどが食糧援助を切実に必要としている。イスラエル軍は、ガザへの必需品の搬入を禁止している。イスラエルの制限により、ガザ全域で農業と食糧生産が停止している。
国連人道問題調整事務所（OCHA）のラメッシュ・ラジャシンハム調整部長は、国連安全保障理事会でガザの暗い状況について演説した。
「ガザでは少なくとも57万6000人（人口の4分の1）が飢饉の一歩手前まで来ており、ガザ北部では2歳未満の子どもの6人に1人が急性栄養失調と消耗症に苦しんでいる」とラジャシンガム氏は警告した。
「事実上、ガザの全人口は、生き延びるために極めて不十分な人道的食糧支援に頼らざるを得ない状況に置かれている。残念なことに、今日のような厳しい状況は、さらに悪化する可能性がある」とラジャシンガムは付け加えた。
分析によれば、ガザの状況が2024年5月まで続けば、農業システムは壊滅し、食糧供給は打撃を受け、ガザは完全な崩壊に向かうという。
避難命令によって農地は空き地になっている。人々の移住と資源の焼失により、加工工場や工場は閉鎖された。
イスラエルの軍事作戦は、ガザの生産資産の多くをアクセス不能にした。
実際、ガザにある5つの工場は、11月以来閉鎖されている。電気、燃料、水の不足により、ほとんどすべての主要工場で食糧生産が停止している。
■■栄養失調と病気に苦しむガザの子どもたち
食糧不足は、乳幼児や子どもたちを深刻な栄養失調状態に追い込み、病気を引き起こしている。
ホッサム・シャバットというジャーナリストは、栄養失調のために集中治療室で複数の乳児が死亡したことを報告した。
イスラエルによるガザ北部の軍事封鎖は、何万人もの罪のない子どもたちの命に影響を与える過酷な影響を及ぼしている。
イスラエルの報復のために、どれだけの罪のない人々が苦しまなくてはならないのか。食糧不足は、病気など多くの問題を引き起こしている。
「飢餓と飢饉のリスクは、単に食料の入手可能性だけにとどまらない要因によって悪化する」とOCHA職員は警告している。
「不十分な水、衛生設備、保健サービスは、栄養失調の人々が......さらに身体の栄養を奪う病気にかかりやすくなるという脆弱性のサイクルを生み出す。」
約170万人のガザ人が、国連パレスチナ難民救済事業機関の援助を受けている地域に住んでいる。
これはガザの人口の約4分の3にあたるが、国際社会が食糧の寄付やすべてを失った人々への避難所の提供に追いつかないため、彼らはみな飢餓の危険にさらされている。
ヨルダン軍が介入し、必要な物資や食料の空輸を開始した。世界食糧計画も介入し、ガザは「世界のどこよりも子どもの栄養失調がひどい」と警告している。
世界食糧計画は2月18日、3週間にわたって封鎖されていたガザへの食糧輸送を再開しようとした。
彼らの計画では、飢餓を食い止めるために毎日10台のトラックでガザに食糧を送ることになっていたが、銃撃と略奪によって人道的努力は中断され、食糧の配達は再び停止された。
ガザの保健省によると、戦争が始まって以来、7万人以上が負傷し、3万人近くが命を落としている。
同省は国連理事会への緊急メッセージの中で、「ガザにおける広範な飢饉はほぼ避けられないと懸念している」と述べた。
