英国、ウクライナ紛争に「直接関与」 - クレムリン

ファイル写真。ウクライナ・ジトミールの射撃場で軍事演習中のウクライナ兵を観察する英国人教官。© Sergei Supinsky / AFP

【RT】2024年2月29日

https://www.rt.com/news/593466-kremlin-britain-role-ukraine/

ウラジーミル・プーチン大統領のドミトリー・ペスコフ報道官が2月28日(木曜日)に語ったところによると、ウクライナへのイギリスの直接的な軍事関与は決して秘密ではなかった。

 

RTVIはペスコフに、イギリス軍のトップであるトニー・ラダキン提督がウクライナの「戦闘計画」の作成に協力したとする『タイムズ』紙の報道についてコメントを求めた。

 

「一般的に、英国がさまざまな形で(ウクライナに)支援を提供していることは周知の事実だ。現場の人間や諜報機関などだ」とペスコフは語った。

 

「つまり、彼らは実際にこの紛争に直接関与しているのだ」

 

ウクライナの軍事情報筋の話を引用したイギリスの新聞によると、ラダキンは「ロシア艦船を破壊し、黒海を開放する戦略でウクライナ側を支援した」とされ、「NATOの他の上級幹部からの支援を調整する上で非常に貴重な存在」と見られている。

 

同提督はまた、キエフを訪れ、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナの戦略と西側諸国が支援できる方法について話し合ったとも伝えられている。

 

クレムリンはラダキンに関する具体的な情報を持っていないが、「おそらく我が軍はこのことを知っている」とペスコフは語った。

 

ラダキン氏は58歳で、国防参謀長を3年務めた後、11月に退任する予定だったが、リシ・スナク首相の要請でもう1年留任することになったと『タイムズ』紙は報じた。

 

ある情報筋が同紙に語ったところによると、英政府は次期総選挙に向けて「継続性」を保つことが重要だと考えたという。

 

ドイツのオラフ・ショルツ首相は今週、ウクライナに駐留するイギリス軍の存在をうっかり確認し、イギリスの火器管制官がストームシャドウ巡航ミサイルを指揮していることを指摘した。

 

英国のある議員はその後、ショルツ首相の発言は、英国の要員を危険にさらし、ロシアにエスカレートの口実を与える「情報の悪用」だと非難した。