AFP=時事 Pixabay
【Insider Paper】2024年2月26日 13時14分 AFPBB News
https://insiderpaper.com/young-britons-increasingly-face-mental-illness-study/
小学生、パンデミックで1年の学習の3分の1を失う。
英国の若者はますます精神的な問題に悩まされるようになっており、それが就職の妨げになっている。
シンクタンクのレゾリューション・ファンデーションは、18歳から24歳のイギリス人を対象に、メンタルヘルスと仕事に関する3年間の調査を行った。
精神疾患を患っている人は、そうでない人に比べて失業したり、低賃金の仕事に就いたりする可能性が高いことがわかった。
「現代の若者は、どの年齢層よりもメンタルヘルスが劣っているという好ましくない属性を持っている」とレゾリューション財団は述べた。
そして、英国は不健康による「失われた世代」を避けるために、より多くのメンタルヘルス支援に資金を提供する必要があると警告した。
2021年から2022年にかけて、イギリスがコビッドパンデミックの封鎖から脱却する際、若いイギリス人の34%が不安、双極性障害、うつ病などの精神障害の症状を訴えたことが、この調査でわかった。
この割合は24%だった2000年よりも高い。
さらに、若い女性の41パーセントが精神障害の傾向があるのに対し、若い男性は26パーセントであった。
同シンクタンクは、ソーシャルメディアの過剰利用が不安や鬱を煽り、ネット上でのいじめを可能にする重要な役割を担っていることが調査で明らかになったと指摘した。
メンタルヘルスに問題を抱える若者は...健康な同世代の若者よりも、大人の世界で苦労する可能性が高い。
メンタルヘルスの不調は、例えば、若者の教育経験を台無しにし、最初の就職を妨げ、その後の労働市場で活躍する能力を制約する。
これは、現在と将来の生活水準にとって非常に重要である。
このことは、今ここにいる若者の生活水準だけの問題ではない。
大人になってからの凸凹のスタートが、長期的な人生のチャンスに与える "傷跡効果 "が確立されている。