2024年2月15日【TLBスタッフ】
https://www.thelibertybeacon.com/netanyahu-pulls-out-of-talks-over-delusional-hamas-demands/
唖然とする人質家族
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルはハマスとの話し合いから手を引いたと述べ、停戦の可能性に対するハマスの条件は「妄想」だと繰り返し訴えた。
ブルームバーグの報道によれば、「イスラエルは交渉に参加する前に、ハマスが立場を変えるよう求めている」
CIAのバーンズとシシ大統領がカイロで行った事前協議(エジプト大統領フェイスブックより
公式声明にはこうある。
ネタニヤフ首相は、イスラエルはハマスの妄言には屈しないと主張している。彼の事務所は、"ハマスの立場が変われば交渉は前進する "と規定した。
ハマス側は、交渉を進めるにはまずイスラエル国防軍(IDF)がガザ地区から完全に撤退しなければならないと主張している。
イスラエル側は、この要求は筋が通らないと拒否している。
モサド情報局長のデビッド・バルネア率いるイスラエル代表団は2月13日(火曜日)、エジプトでの会談からイスラエルに戻った。
この新たな進展は、ネタニヤフ首相が会談を『終わった』と宣言していることを意味する。
残された人質の家族を代表するグループは、ネタニヤフ首相の交渉からの撤退に「唖然」としていると述べた。
イスラエルの首相はカイロに代表を送ることを全く望んでいなかったと伝えられているが、イスラエルのメディアによれば、バイデン政権は彼にそうするよう強い圧力をかけたという。
人質の家族はまた、ネタニヤフ首相が自身の政治的存続のために戦争を継続させることに関心を持っていると主張し、交渉を積極的に『妨害』していると非難している。
和平交渉の主軸が、イスラエルのスパイ機関モサド、治安機関シン・ベット、そしてイスラエル国防軍によって作成されたことも、論争の一因となっている。
2月13日(水曜日)の『ニューヨーク・タイムズ』紙は、協議は「より低いレベル」まで進むだろうと伝えている。
しかし、現在のところ、ハマスとイスラエルをテーブルに着かせることに関心があるのは、仲介役を務める外部の大国だけで、紛争当事者自身は関心がない、というのが現実のようだ。
ガザでの戦闘を一時停止させるための合意をめぐるカイロでの交渉は、2月12日(火曜日)に行われたハイレベル交渉の初日が合意なしに終わった後、さらに3日間延長された。
機密交渉のため匿名を条件に語ったこの当局者は、協議の雰囲気は前向きだと述べた。
今後3日間の協議には、より低レベルの当局者が参加し、一定の人数の人質解放と一定の週間戦闘停止を保証するような、新たな取引の枠組みについて協議を続けると、外交協議について話すため匿名を条件に米国当局者が語った。
■一方、約100万人の難民が住む南部の都市ラファへの攻撃はエスカレートし続けている。
・イスラエル、民間人の退去許可後もラファで活動へ:首相
・NYTは2月13日(水曜)深夜の動きを次のようにまとめている。
・カイロでの停戦協議は低レベルで継続される、と米政府高官。
・ラファでは「虐殺」の恐怖が高まり、交渉官たちは合意に向けて競争している。
・フランスがヨルダン川西岸の入植者に制裁を科す。
・南アフリカが国連最高裁判所にイスラエルのラファ移転計画に反対するよう要請。
・イスラエルはカン・ユーニス最大の病院の避難を命令。
・イスラエルとウクライナへの援助法案が下院で共和党の反対に直面。
・CIAのウィリアム・バーンズが米国を代表してカイロに滞在し、2月12日(火曜日)にモサドのバルネアやシシ大統領と会談。カタールはハマスの間接的な代表を続けている。