【RT】2024年1月28日
https://www.rt.com/news/591392-israel-hamas-gaza-hostages/
米国が仲介する合意により、ガザでの戦闘は2ヶ月間停止する可能性があると当局者が本紙に語った。
イスラエルとハマスが、今後2週間以内に停戦合意に達しそうだと、『ニューヨーク・タイムズ』紙が、交渉に近い無名の米政府関係者の話を引用して報じた。
この合意は、イスラエル国防軍がガザへの攻撃を約2ヶ月間停止する代わりに、ハマスが拘束しているイスラエルの人質を解放するというものである。
情報筋によれば、双方の提案を組み合わせた草案がこの10日間でまとめられ、1月28日(日曜日)にパリで行われる会談で話し合われる予定だという。
10月7日のハマスによるイスラエル侵攻では、約1,200人が死亡、約240人が人質に取られた。
ガザの保健省によれば、この襲撃に対抗して開始されたイスラエル国防軍の作戦によって、これまでに26,422人のパレスチナ人が死亡し、65,087人が負傷したという。
今週初め、国際司法裁判所(ICJ)はイスラエルに対し、ガザでの大量虐殺を防ぐために必要なあらゆる措置をとるよう命じた。
ハマス側は11月の1週間の停戦中に、人質の約半数を解放した。イスラエル当局によると、同グループは現在も136人を拘束しており、20数人の捕虜が戦闘で死亡したとみられている。
新たな停戦協定は、以前のものよりも「より広範な範囲」になる、と当局者は同紙に語った。第一段階では、30日間停戦し、女性、高齢者、負傷した人質をハマスが解放する。
この間に、イスラエル軍兵士と民間人男性の解放と引き換えに、停戦期間をさらに1ヶ月延長する第2段階にも合意する。
この合意により、ガザに届く人道援助も増えることになる、と『タイムズ』紙は報じている。イスラエルの刑務所から釈放されるパレスチナ人の数はまだ交渉されていないが、情報筋はそれを「解決可能な問題」と表現した。
この協定は、ハマスが要求しているような恒久的な停戦を実現するものではないが、当局者たちは、2ヶ月の休戦後、イスラエルによるガザへの攻撃は激しさを増すことはないだろうとの考えを示した。
停戦はまた、イスラエルとパレスチナの紛争をより広範に解決するための外交の窓を提供するだろう、と彼らは言った。
エジプト政府関係者は1月27日(土曜日)、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、国際調停者がイスラエルとハマスに提示した、よく似た計画について語った。
しかし、彼らは停戦はより長期的なもので、最大4ヶ月続くだろうと主張した。