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【RT】2024年1月15日
https://www.rt.com/business/590437-electric-cars-sales-slow/
国の補助金削減の影響もあり、EVの需要が減少していると報告される
ロイターの引用による市場調査会社Rho モーションによると、完全な電気自動車とプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売は、世界中で減速を続けている。昨年の販売台数はわずか31%増で、2022年の60%増を下回っている。
このような自動車の世界販売台数は2022年に1000万台を突破し、その60%は中国で販売される。
Rho モーションのデータマネージャーであるチャールズ・レスター氏は今週、同誌の取材に対し、「成長のペースは鈍化しているが、このような成長市場では予想されることだ。「毎年倍増することはあり得ないのです」。
レスター氏によると、2023年の世界のEV販売台数は、Rho モーションが予測した30%増とほぼ一致している。2024年については、25%から30%の成長が見込まれている。
一方、12月の販売台数は月間最高記録の150万台を記録したという。2023年に世界中で販売された1,360万台のEVのうち、完全電気自動車またはバッテリー電気自動車(BEV)が950万台を占め、残りをPHEVが占めている。
「何年も成長を加速させてきた電気自動車だが、欧州やその他の地域では、2~3年先のより良い、より小型でより安価なモデルをドライバーが待ち望んでいるため、需要が鈍化するのではないかと懸念する自動車メーカーもある」とロイターは書いている。
統計によると、BEVの販売台数はアメリカとカナダで50%増加し、ヨーロッパと中国ではそれぞれ27%と15%増加した。
レスター氏はロイターに対し、ドイツの突然のEV補助金打ち切り決定により、今年のヨーロッパでの販売に影響が出る可能性があると語った。
調査会社カナリズの最新レポートによると、国家補助金の削減によりEVの魅力が薄れ、今年の世界EV市場の成長率は27.1%まで鈍化するという。