【Natural News】2023年11月20日 イーサン・ハフ著
https://www.naturalnews.com/2023-11-20-data-canada-euthanizes-36-residents-every-day.html
世界の安楽死の首都のひとつであるカナダが、自殺幇助によって国中で毎日多くの市民が亡くなっていることで再び話題になっている。
最新の数字によれば、毎日36人のカナダ人が政府公認の医師の助けを借りて亡くなっている。実際、カナダでは安楽死が非常に普及しており、全国の死亡者の4.1%を占めている。
これは、2021年にカナダ人の年間死亡者数のわずか3.3パーセントが安楽死によるものであったときから大幅に増加している。
先月発表されたばかりの2022年のMAiD(臨終における医療補助)に関する第4回年次報告書によれば、2016年以降、安楽死によって約4万5000人のカナダ人の命が奪われたという。
ちなみにMAiDは2016年に合法化された。その年、1,018人のカナダ人がこのプログラムの下で死を選んだ。わずか6年後の2022年には、カナダの安楽死死亡者数は年間13,241人に急増し、カナダ全土で毎日約36人の安楽死死亡者が出ている計算になる。
「これは2019年以降、年平均31.1%の成長率になります」と、この件に関する報告書は説明している。「MAIDの書面による要請の81%が認められたというデータがある」
「しかし、残りの19%のうち、MAIDに不適格と判断された申請者はわずか3.5%であり、この数字は2019年以降減少している」
■■ ベッド数が増えれば、さらに多くのカナダ人が安楽死を承認されるだろう
MAiDを拒否されたカナダの患者のほとんどは、承認された施設に彼らの幇助死を扱うだけの十分な収容人数がないために拒否されたにすぎないということである。
「つまり、このカテゴリーに属する患者は、利用可能なベッドが不足しているために拒否されただけであり、スペースが許せば安楽死させられていたであろう」と報告書は説明している。
カナダで最も自殺幇助が多いのはケベック州とブリティッシュ・コロンビア州である。
この2つの州では、全死亡者のうち、自殺幇助によるものがそれぞれ6.6%と5.5%を占めている。
逆に、安楽死が最も少ないのはニューファンドランド&ラブラドール州とマニトバ州で、それぞれ全死亡者の1.5%と2.1%を占める。
カナダ保健省によれば、MAiDの対象となるには、「病状や衰弱状態によって引き起こされ、本人が許容できると考える条件では緩和できない、耐え難い肉体的・精神的苦痛」を経験しなければならない。
MAiDの受給者を対象とした調査によると、「耐え難い苦痛」の主な原因は「有意義な生活活動ができなくなること」であり、回答者の実に86%がこれを経験していると答えた。
また、82パーセントが、日常生活動作(ADL)の能力を失ったために自殺幇助を選んだと答えている。
自殺幇助に反対する生命擁護者のアマンダ・アハトマンは、「これは、安楽死が主に(苦痛の)管理や医学的な問題ではなく、実存的な問題であることを裏付けている」と主張する。
■■ カナダ政府は不気味な婉曲表現を使い続けている。
- MAID『規定』
- MAID『受給者』
- 着実に『前年比で』増加している。
- 処置を行った
- セーフガードの緩和
- 『MAIDのケア調整システム』とアハトマンはツイートし、カナダにおける安楽死プログラムについて、すべてが見かけ通りではないことを一連の投稿で述べた。
例年通り、安楽死を求めるきっかけとなる苦しみの種類として上位に挙げられているのは、「意味のある活動に従事する能力の喪失」である。
2024年3月17日から、精神的な問題を唯一の基礎疾患とする人々は、MAiDの資格を失うことになる。