英国の万引き、過去1年で25%急増

【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン 2023年10月20日金曜日 - 午後02時45分

https://www.zerohedge.com/geopolitical/uk-shoplifting-jumps-25-over-past-year

 

国家統計局(ONS)が20日に発表したデータによると、英国では過去1年間にイングランドウェールズで万引きが25%も急増したという。

 

このデータは、大手小売業者が店舗からの盗難に関連するコストの上昇について警告を発していることを受けて発表された。

 

例えば、生協は、万引きの件数が急増したため、今年最初の6ヶ月間で3300万ポンドの損失を被ったと述べている。

 

6月までの1年間に警察が記録した万引き犯罪件数は365,164件で、前年同期比25%増であった。

 

この数字は、流行前の2019/20年の359,236件を2%上回っているが、2018/19年の375,350件には及ばない。

 

ONSのデータによると、警察が記録した窃盗の総件数は2023年6月までの1年間で10%増加したが、これはまだ流行前のレベルを下回っている。

 

政府は万引きの増加に取り組むよう圧力を強めており、その原因は生活費危機と組織犯罪にあるとされている。-スカイ

 

犯罪に対抗するため(そして、さらにオーウェル的な警察国家を導入するため?)、メトロポリタン警察は、ロンドンで最も悪質な犯罪者をターゲットに、顔認識技術を導入した。

 

2023年上半期、イングランドウェールズで報告された犯罪件数は約670万件で、前年は650万件、2019/2020年は610万件だった。ONSによれば、これは警察による犯罪記録の改善、被害者によるより良い報告、新しいタイプの犯罪(?)

 

しかし、「犯罪の種類によっては本当に増加しているものもある」ことは認めている。

 

報告書によると、最近の増加の主な原因は、万引きの増加と企業に対する詐欺の急増であり、そのほとんどは業界団体の活動によって報告されている。

 

殺人は前年度の667件に対し10%減の602件であったが、強盗は前年度比11%増の77,337件であった。それでもパンデミック以前と比べれば14%減少している。

 

ナイフ犯罪は3%増の50,833件であったが、同様にパンデミック前のレベルを下回った。

グレーター・マンチェスターでは16%減、ウェスト・ミッドランズでは5%減であったが、メット州では21%増であった。

 

ナイフ所持の犯罪もイングランドウェールズ全体で増加し、6月までの1年間で10%増の28,211件となったが、ONSはこの増加は警察の取り締まりによるものかもしれないとしている。

 

銃器犯罪(デヴォン州とコーンウォール州を除く)は13%増加し、パンデミック前と同レベルとなったが、最も増加したのは模造銃器で、2,031件から2,566件へと26%増加した。-スカイ

 

どうする?