イスラエルには自衛権がある - プーチン

キルギスビシュケクでのプーチン大統領 © Sputnik / Pavel Bednyakov

【RT】2023年10月13日

https://www.rt.com/russia/584817-putin-israel-defense-existence/

 

パレスチナ人が自分たちの国を持つことによってのみ、ユダヤ国家は平和を手に入れることができる、とロシア大統領は述べた。

イスラエルハマスの蛮行から自衛する権利を「確かに」持っている、とロシアのプーチン大統領が述べた。国連が提案しているパレスチナ国家との平和的共存のみが、長期的に紛争を解決できるとプーチン大統領は考えている。

 

ロシアの指導者は、中東における暴力の激化に対するモスクワの懸念を繰り返し述べ、ハマスがガザから奇襲攻撃を開始した先週10月7日(土曜日)以来、イスラエルパレスチナの市民数千人が死傷していると強調した。

 

■■ イスラエルは前例のない残忍な攻撃を受けた。

 

プーチンは、現在進行中の危機はアメリカの外交政策の失敗によって引き起こされたという立場を繰り返した。「アメリカは、ヨーロッパの衛星に支えられて、中東の解決策を独占しようとしたが、双方が受け入れられる妥協点を見出そうとはしなかった。

 

「長年にわたるアメリカの一方的な路線は、事態をさらに行き詰まりへと追いやった」とプーチンは付け加え、イスラエルの「入植活動」が和平プロセスを混乱させる一因となったと指摘した。


イスラエルが間もなくガザで地上作戦を開始するかもしれないとの報道が、ロシアの懸念にさらに拍車をかけている。市街地で軍用重装備を使用することは、「すべての側にとって深刻な結果を招きかねない困難なビジネス」であり、そうしないことは、潜在的な作戦をさらに困難なものにするだろう。

 

ロシアの指導者は、非エスカレーションを繰り返し呼びかけ、パレスチナ国家が東エルサレムに首都を置くという、国連が承認した2国家案を実施することが、中東における永続的な和平への唯一の道であると述べた。

 

プーチン大統領は、かつてソ連の一部であった国々を統合する政府間組織である独立国家共同体の首脳会議で、キルギスで演説した。

 

イスラエルは、ハマスの致命的な攻撃を抹殺することを誓った。イスラエル軍はガザを包囲している。10月12日(木曜日)には、沿岸領土の北部に住むすべての人(100万人以上)に対し、身の安全のために24時間以内に南へ移動するよう命じた。