ブリュッセルのNATO本部で記者会見に臨むストルテンベルグNATO事務総長
(2022年3月15日火曜日)(AP Photo/Olivier Matthys)
2023年10月13日 エディター 【REMIX NEWS】ジアーレ著
https://rmx.news/israel/nato-warns-iran-and-hezbollah-not-to-profit-from-gaza-situation/
ストルテンベルグ氏、NATOはエスカレーションを防ぐため、同地域に部隊を展開していると発言
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は10月10日(火曜日)、イランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなど、イスラエルに「敵対」する国や組織に対し、イスラエル国家とイスラム主義組織ハマスとの対立に乗じて紛争をエスカレートさせないよう呼びかけた。
「もちろん、イスラエルに敵対する国や組織がこの状況を利用しようとするリスクは常にある。例えば、ヒズボラのような組織やイランのような国だ」と、ストルテンベルグ大統領は10月7日(水曜日)と、10月12日(木曜日)にブリュッセルで開催されたNATO国防相会議の後の記者会見で語った。
「イスラエルに敵対する国や組織は、この状況を利用しようとしてはならないというメッセージだ」と述べ、エスカレートを防ぐために米国はこの地域に軍を展開していると付け加えた。
ストルテンベルグ大統領は、イスラエルには「自衛の権利がある」と強調し、紛争が進展するなかでは「民間人の保護が不可欠だ」と述べた。
10月12日(木曜日)のNATO閣僚会議でストルテンベルグ大統領は、イスラエルのヨアヴ・ギャラント国防相が、同盟国に対し、テレビ会議を通じて「ハマスのイスラエルに対する恐ろしいテロ攻撃とイスラエルの進行中の対応」について説明したと述べた。
「同盟国は、ハマスの市民に対する不当な攻撃を強く非難し、すべての人質の即時解放を要求した」と彼は述べ、多くの同盟国が「イスラエルに実際的な支援を提供することを明確にした」と付け加えた。
ストルテンベルグ大統領は、NATOは組織としてイスラエルとハマスの戦争に「直接関与していない」と強調したが、加盟国の閣僚が今日のイスラエルとパレスチナ自治区の状況に対処したことは重要だと認めた。
彼は、イスラエルの国防相がNATOの閣僚たちに「ショッキングな」ビデオを見せたと述べ、それには週末の攻撃と犠牲者の「恐ろしい!」映像が含まれていたと語った。
「この紛争が進展するにつれ、民間人の保護がますます重要になっている。これは、連合国が明確に指摘していることだ。戦争にはルールがあり、比例性が求められている。このことは、多くの同盟国によっても強調されており、彼らは同時に、ハマスが責任を負う残忍な残虐行為と暴力をはっきりと非難している」とストルテンベルグ大統領は述べた。