パレスチナ人の敵はイスラエルではなく「ハマス」

【WND】スター・パーカー著 2023年10月10日 05:53 PM

https://www.wnd.com/2023/10/enemy-palestinians-hamas-not-israel/


私が最後にガザとハマスについて書いたのは、13年前の2010年のことだった。

 

そのコラムの要点は、イスラエル人が人生の難題に対処する方法と、ハマスがガザのパレスチナ人構成員を率いる方法との間の顕著なコントラストであった。

 

イスラエルは2005年にガザから撤退し、パレスチナ自治政府に引き渡した。それから2年も経たないうちに、地方選挙を経てハマスが政権を握った。

 

ハマスの願いは、独立したパレスチナ国家を建設することだと主張している。

彼らは15年前にそのプロセスを開始することができた。

しかし、そうしなかったのは、彼らは口ではそう言うが、彼らの優先事項は国民のための国家ではなく、北に位置するイスラエルの隣人を破壊することだからだ。

 

2010年のこのコラムで、私はイスラエルが撤退した際にガザ地域の家を根こそぎ奪われたイスラエル人入植者の話をした。これらの家族からは、家を放棄させられるべきだという抵抗や抗議があったが、彼らには選択の余地がなかった。

 

私は、故アート・リンクレターというテレビタレントの言葉を引用した。

これがイスラエルの考え方を定義している。それは、人生のしばしば壊滅的な試練にもかかわらず、前進し、築き上げる人生文化であり、信仰文化である。

 

イスラエルホロコーストの灰の中からいかにして生まれたか、ユダヤ人が古代の祖国に国家を建設するために世界の四方から戻ってきたことは、ほとんどの人が知っている。

 

自分たちの人的資本と新たな建設へのコミットメント以外には何もないところから出発し、近代的な国家が建設された。

 

ガザから移されたイスラエルの家族について、私は彼らがどのように内陸の不毛の砂漠に移り住み、新しい農業集落を築いたかを紹介した。地中海から淡水化した水をパイプで引き込み、砂漠に灌漑して植物を植え始めた。

 

5年も経たないうちに、有機栽培のジャガイモ、ニンジン、ピーマンを年間5000万ドルも輸出するようになった。

 

現在、このコミュニティ、ハルッツァは、医療センターと歯科クリニックを誇り、75種類の果物や野菜を栽培し、世界中に輸出している。

 

一方、ガザではハマスの指導の下、何も成し遂げられていない。状況は20年前とまったく同じだ。

 

ハマスイスラエルを認めず、その破壊を誓った結果、パレスチナ人とイスラエル人が犠牲となった。

彼らは国家や経済よりも、憎しみを増大させることに主権を浪費してきた。

 

私がこのコラムを書いた2010年当時、イスラエルの一人当たりGDPは31,267ドルだった。それが2022年には54,660ドルになった。

 

中東フォーラムのダニエル・パイプス会長によれば、ハマス全体主義体制下で暮らすパレスチナ人は幸福ではないが、反対を表明することは死刑宣告に等しいという。

 

世論調査によれば、地元住民はこの声明を支持している。

 

パレスチナ人は、自分たちの政治指導者を、より効果的で腐敗の少ないものに置き換えるよう、もっと強く働きかけるべきだ」

 

ハマスが政権を握って以来、「推定25万人から35万人の若者が」ガザを去った、と彼は指摘する。

 

こうした死の提供者たちによる恐怖と残虐行為は、誰もが見られるようにビデオに収められている。冷酷に殺害された女性、子ども、高齢の市民。死体は冒涜された。

 

残念ながら今、イスラエルの若者たちは大学や職場から引き抜かれ、再び戦いに動員されている。より多くの親が子を失い、より多くの若い妻が未亡人となる。

 

イスラエル人は生き残るために戦う。ハマスが戦うのは、殺したいからだ。

 

イスラエルのために、パレスチナの人々のために、世界のために、この邪悪な政権のせいでイスラエル人とパレスチナ人の命が失われるのが今度で最後であることを祈らなければならない。

 

現状維持はもはや選択肢ではない。ハマスはきっぱりと、永久に排除されなければならない。