【America First Report】BY：ニック・ジャンブルーノ ／インターナショナルマン 2023年10月10日号
https://americafirstreport.com/197646-2/
それは、「負債で賄われたすべての証券、銀行預金、財産を奪うことによって人類を服従させようとする中央銀行の計画」である。
元ヘッジファンド・マネージャーで、ウォール街のインサイダーであるデビッド・ウェッブは、衝撃的な新著の中で、50年以上も前から進められていた極悪非道な計画の蓋を開けた。
彼はこの本を『グレート・テイキング』と呼んでいる。私はこの本を緊急の必読書だと考えている（こちらから無料で入手可能）。
以下はそのあらすじである（強調）。
本書は、現在の世界的に同期した債務蓄積のスーパーサイクルの最終ゲームである、担保（のすべて）の奪取について書かれている。
この計画は、長い時間をかけて計画された知的な設計によって実行されている。
すべての金融資産と銀行預金、すべての株式と債券、したがって、すべての在庫、工場設備、土地、鉱床、発明、知的財産を含む、すべての公企業のすべての原資産が含まれる。
負債で賄われた個人所有の個人資産や不動産も同様に取り上げられ、負債で賄われた個人所有の企業の資産も取り上げられる。
部分的にでも成功すれば、これは世界史上最大の征服と服従となるだろう。
すべての中央銀行、ひいてはすべての通貨創造を私的かつ密接に支配することで、ごく少数の人々がすべての政党と政府、情報機関とその無数のフロント組織、軍隊と警察、大企業、そしてもちろんメディアを支配できるようになった。
これらのごく少数の人々が、主要な動き手である。彼らの計画は何十年にもわたって実行される。彼らの支配は不透明だ。
はっきり言えば、すべての資産を没収しようとするこの計画の背後にいるのは、人類に対するハイブリッド戦争を仕掛けている、あなたからは見えないごく少数の人々なのだ。
ウェッブは、中央銀行の背後にいる闇の勢力が、過去50年間をかけて、有価証券の財産権を断ち切るための法的構造を世界中に綿密に整備してきたことを示す。
紙の株券や無記名証券のように、資産を管理し所有する時代は終わったのだ。
今日では、株式や債券、その他の投資が口座保有者から一元化され、金融機関が口座保有者の資産を自分たちの目的のために再利用し、同じ資産に複数の債権を設定する巧妙な慣行である再担保（という意味）が行われているため、管理権や所有権はますます遠いものとなっている。
ほとんどの証券会社の口座保有者が信じているのとは反対に、口座保有者は所有権を持っているように見えるだけである。
もしブローカーが倒産すれば、彼らが所有していると思っている株式や債券は、ブローカーのより上位の債権者を満足させるために使われることになる。
ウェッブは、2008年の金融危機の際、フロリダの小さなブローカーが倒産したことを紹介している。顧客の証券は、従来のように他のブローカーに送られるのではなく、破産管財人に引き渡された。しかし、これは孤立した小さなブローカーだけの問題ではない。
リーマン・ブラザーズの倒産は、倒産時に有担保債権者が顧客資産を取り上げる判例となった。
最も上位の被担保債権者は、JPモルガン、ブラックロック、ゴールドマン・サックスなど、中央銀行に最も近い金融機関である。
将来的な危機の際、すべての人の有価証券を取り上げるため、「偉大なる収奪」の正味の効果は、史上最大の資金と権力の集中化となるだろう。
証券だけでなく、不動産、自動車、中小企業など、負債で賄われたあらゆる資産も取り上げられる。ウェッブは著書でその詳細と証拠をすべて明らかにしている。
結論はこうだ。世界最強の権力者たちは、証券の財産権を破壊し、世界の大半を借金で囲い込むことに成功した。罠は仕掛けられ、法的な仕組みも整っている。
必要なのは倒産の大波を引き起こすような大きな危機だけで、世界の中央銀行の背後にいる隠れた勢力は、すべての人の株や債券、借金で賄われたあらゆる財産を奪うことができるようになる。
証券口座、銀行口座、年金、その他の金融口座で人々が所有していると思っている資産は、一夜にして消えてしまうかもしれない。
ウェッブは言う、「椅子取りゲームが始まるだろう。音楽が鳴り止むと、あなたの席はなくなります。そのように設計されているのです」
来るべき崩壊はデザインされている
ウェッブ氏は、次の金融危機は偶然ではなく、世界のエリートが「偉大なる収奪」を進めるために起こそうとしているのだと説得力のある主張をしている。
要するに、このような知的で意図的な計画が50年以上にわたって執拗に実行され、それが偶然に起こるということはありえないということだ。
さらに、中央銀行と（偽の）通貨創造の背後にいる勢力は、彼らがマネーサプライを拡大・縮小することで生み出す好況と不況のサイクルの力学を間違いなく理解している。
彼らは、自分たちが作り出したエブリシング・バブルが大不況につながることを知っている。その時こそ、彼らが「偉大なる収奪」を実行する時なのだ。さらに、消費者債務は過去最高を記録している。
借金を深くするよう長年奨励されてきた結果、多くのアメリカ人は借金の飽和状態に達している。多くのアメリカ人は借金の飽和状態に達している。
