ドイツ 移民政策への不満高まる

【TLBスタッフ】2023年9月30日

https://www.thelibertybeacon.com/germany-dissatisfaction-with-migration-policy-growing/


■■ 移民政策への不満高まる


大声ARDドイツトレンド - ドイツ人の多くが移民政策に不満を抱いている。3分の2近くがドイツに難民受け入れを減らしてほしいと望んでいる。移民懐疑論も全体的に高まっている。

 

移民政策というのは、何年も前から熱く議論されているテーマだ。今年の亡命申請件数の増加や、バイエルン州ヘッセン州の州議会選挙を控えていることもあり、ここ数週間、再び激しい議論が繰り広げられている。

 


そして、この問題に対するドイツ人の見方は、すべての政党でより批判的になっている。

 

現在、調査対象者の73%が、ドイツにおける難民の収容と分配は、どちらかといえば悪い、あるいは非常に悪いと考えている。

 

したがって、「非常にうまくいっている」「まあまあうまくいっている」と考えているのは19%にすぎない。

 

この評価は最も大きく悪化しており、2018年9月には43%が収容・分配はうまくいっていると答えていた。

 

現在78パーセントが、難民の社会や労働市場への統合は、どちらかといえば悪い、あるいは非常に悪いと考えている。

 

そして80パーセントが、拒否された庇護希望者の強制送還は、どちらかといえば不十分、あるいは非常に不十分であると答えている。

 

難民政策におけるこうした目に見える赤字を考慮し、移民全体に対する懐疑的な見方が強まっている。

 

ドイツは移民受け入れによってメリットがあるかデメリットがあるかという質問に対して、現在64%がデメリットの方が大きいと答えている。

 

これは今年の5月と比べると10ポイントも増えている。27%(-6)は、移民はドイツにとってメリットがあると見ている。

 

同時に、現在64%がドイツが受け入れる難民の数を減らすことに賛成している。

これは今年5月よりも12ポイント多い。27%が以前と同じ数の難民受け入れを望んでいる(-6)。

 

より多くの難民を受け入れることを主張しているのはわずか5%(-3)である。

 

 

■■ 移民制限策に賛成多数

 

調査対象者の82%が国境管理の強化に賛成し、77%がアフリカ諸国との難民協定締結に賛成、アルジェリア、モロッコチュニジアを安全な出身国として分類することに69%が賛成している。

 

CSUマルクス・セーダー党首が庇護希望者を受け入れる際の「統合制限」を呼びかけて以来、難民受け入れの上限についての議論が再燃している。

 

批評家たちは、そのような上限は国際法上守れないと強調している。

 

しかし、ドイツ人の71%はそのような上限は正しいと考える。2016年3月と比較すると8ポイント高い。支持は緑の党を除くすべての政党支持者に及んでいる。

 

難民の扱いをどのように規制するのがベストかという問題に関しては、現在ドイツ人の64%が欧州レベルでの解決策に賛成している。

 

これは2018年6月と比較して11ポイント少ない。31%(+9)は、国家レベルでの解決策がより理にかなっていると考えている。

 

ほぼ3分の2が欧州での解決策を望んでいるが、大多数はそのような解決策が存在するかどうかも疑っている。

 

70%(+11)は、近い将来に欧州レベルで実施することはできないと考え、23%(-13)は近い将来に実施できると考えている。