カナダ下院、恥ずかしながらナチスに敬礼

    Canadian House of Commons Embarrassingly Salutes a Nazi

    トルドー首相

【Pjmedia】2023年9月26日

https://pjmedia.com/columns/miltharris/2023/09/25/canadian-house-of-commons-embarrassingly-salutes-a-nazi-n1729704

ミルト・ハリス著

 


ヴォロディミル・ゼレンスキーがカナダ国会に立ち寄り、もっと資金が欲しいと錫のコップを振ったとき、アンソニー・ロタ下院議長は98歳のヤロスラフ・フンカを称えるのがいいと考えた。

 

 

第二次世界大戦ウクライナ独立のためにロシア軍と戦い、98歳になった今日も軍を支援し続けているウクライナ系カナダ人の退役軍人が、今日この議場にいます。彼はウクライナの英雄であり、カナダの英雄でもあります。ありがとう」

 

 

 

その後、フンカは一行に敬礼し、ゼレンスキーから手を振ってもらい、1回だけでなく2回のスタンディングオベーションを受けた。

 

 

しかし、温かい挨拶のように聞こえたのは、実はロタの大きな失言だった。

 

 

フンカはウクライナ第1師団に所属していた。第1師団はSSの第14ヴァッフェン・グレナディア師団/ガリシア師団としても知られ、ホロコーストにおける人道に対する罪は十分に文書化されているナチスの志願兵部隊である。

 

 

同師団のメンバーは、ポーランド人やユダヤ人の民間人を殺害したとして告発され、ニュルンベルク裁判では、ヴァッフェンSS師団は戦争犯罪で有罪とされた。

 

 

しかし、9月24日(日曜日)の夕方からヨム・キプールを祝っていたユダヤ人社会にとっては、これは古傷に再び塩を塗るようなものだった。

 

 

当然のことながら、怒りはすぐに爆発した。サイモン・ヴィーゼンタール・センター・ホロコースト研究友の会は日曜日に声明を発表し、SS部門について、「想像を絶するレベルの残忍さと悪意で、罪のない市民を大量に殺害した責任がある」と述べた。

 

 

 

ナチスと戦ったすべてのホロコースト生存者と第二次世界大戦の退役軍人に謝罪が必要であり、なぜこの人物がカナダ議会の神聖なホールに入り、下院議長から表彰され、スタンディングオベーションを受けたのか、説明がなされなければならない」と同団体は述べた。

 

 

 

保守党の野党指導者ピエール・ポワリエーヴル氏は、この政治的寝技を無駄に利用した。

 

 

ジャスティン・トルドー首相の「ひどい判断ミス」である。

 

 

そして、トルドーの事務所はフンカを招待し、表彰することを承認しただろうと述べた。

 

彼はまた、トルドー首相に謝罪し、「いつものように他人に責任を転嫁する」ことをやめるよう要求した。

 

 

彼が責任を転嫁したかどうかは別として、9月24日(日曜日)の午後に声明という形で公式に謝罪したのは、トルドーではなくロタだった。自分の決断を後悔させるような情報が入ってきた、と述べた。

 

 

「同僚の国会議員やウクライナ代表団を含め、私が発言する前に私の意図や発言を知っていた者は誰もいなかったことを明確にしたい。この発言はすべて私自身の発案によるものであり、当該人物は私の選挙区の出身であり、私の注意を喚起したものである」

 

 

 

皮肉なことがもう2つある。フリーダム・コンボイの間、支持者たちはトルドーが黒塗りをしている古い写真と彼の政治的見解から、トルドーのことを "黒塗りヒトラー "と呼んだ。

 

 

また、出席者の中にはクリスティア・フリーランド外務大臣もおり、彼は紹介の際に大きな拍手を送っているところを写真に撮られている。

 

 

オタワシチズン紙が2017年に報じたように、フリーランドの祖父はナチスの協力者として記録されている。

 

 

当初はロシアの偽情報として流されていたが、オタワシチズン紙はその記事で写真と文書による証拠を提供した。

 

 

これはトルドーにとって恥の上塗りである。

 

 

おそらく無意識のうちに、彼の社会主義的見解がこの無責任な行為に表れ、多くの国民を怒らせたのだろう。