モロッコ地震による死者数が2,500人を超える

最も被害の大きかった遠隔地の農村部では、救助隊の到着が困難になっている。

9月8日の地震で負傷した生存者を避難させるレスキュー隊員(モロッコ、アル・ハウズ県ムーレイ・ブラヒム村、2023年9月11日)。© philippe lopez / afp

【RT】2023年9月12日

https://www.rt.com/news/582784-morocco-quake-death-toll/

 

国営メディアによると、9月11日(月曜日)の時点でモロッコ地震による死者は少なくとも2,681人、負傷者は2,501人。国王モハメッド6世は3日間の国民追悼を宣言した。

 

 

カサブランカを拠点とする2Mテレビ局は、救助隊がマラケシュの南の山中で瓦礫を掘り起こしている9月11日(月曜日)の朝に、最新の死者数を報道した。

 

 

 

マグニチュード6.8の地震は9月8日(金曜日)の夕方、アトラス山脈の地下26kmで発生した。

 

死者の約1,500人はアル=ハウズ県で出た。

 

救助隊やメディアの取材に応じた生存住民によれば、「完全に破壊された」村もあったという。

 

震源地に近いアズグール村では、住民200人のうち15人が死亡した。

 

ロッコは軍を派遣し、民間の救助隊を支援しているが、山間部を通る道路や峠は瓦礫で損壊したり塞がれたりしている。

 

重機が道路の除雪に投入され、ヘリコプターが最も離れた集落に到達しようとしている。

 

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ロッコ軍の救援隊は9月11日(月曜日)の朝、震源地に最も近い町アスニに到着し、負傷者を治療するための野戦病院の設営を開始した。

 

ユセフ・カムース大佐がCNNに語ったところによると、病院には16のテントに30床のベッドがあり、24人の医師と48人の看護師が勤務している。最も多い怪我は火傷、骨折、切り傷だという。

 

 

9月8日(金曜日)の地震は、1960年にアガディールで発生したマグニチュード5.8の揺れで少なくとも12,000人が死亡して以来、モロッコを襲った地震としては最悪のものであった。