【イスラエル】ネタニヤフ首相、新たな反移民壁の建設を約束

イスラエルの指導者は、同国の東部国境沿いにバリアを建設する計画を確認した。

イスラエルは2018年、レバノンとの国境沿いに11キロの壁を完成させた。© Getty Images / Kaveh Kazemi

【RT】2023年9月3日

https://www.rt.com/news/582310-israel-plans-eastern-border-wall/


イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相は、アフリカからの亡命希望者の流入をめぐる緊張が高まる中、移民「侵入者」を阻止するため、今度はヨルダンとの東部国境沿いに新たな国境の壁を建設すると宣言した。

 

 

「我々はエジプトとの南国境にフェンスを設置し、そこからイスラエルへの侵入を阻止した。「それによって、わが国を破壊していたであろうアフリカからの100万人以上の侵入者を阻止した。

 


今、われわれは東の国境(ヨルダン)にフェンスを建設し、そこからの侵入がないようにする」

 

 

イスラエルの指導者は、土曜日にテルアビブで発生したエリトリアからの移民による大規模な暴動を受け、閣僚による特別会議を招集した後、声明を発表した。

 

彼は、今週末の暴力に関与した外国人だけでなく、他のアフリカからの移民も強制送還するための新しい計画を準備するよう閣僚に呼びかけた。

 

ネタニヤフ政権は、アフリカからの庇護希望者の難民認定を否定し、彼らを "不法侵入者 "と呼んでいる。

 

イスラエルには、エリトリアからの18,000人を含む約25,000人の移民がいると言われている。

 

その多くはエジプトのシナイ半島を横断してイスラエルに不法入国した。

イスラエル南部の国境の壁は2013年12月に完成し、その結果、同国への不法移民は激減した。

 

 

「我々は国境を守る」とネタニヤフは9月3日(日曜日)に宣言した。

 

 

首相は、9月2日(土曜日)にテルアビブで乱闘騒ぎを起こしたエリトリア人移民の対立グループに対して「厳しい措置」を求めた。

 

メディアの報道によれば、150人以上が負傷し、暴徒たちは建設資材や石を振り回して店の窓ガラスを割り、車を破損させた。数十人の警察官も負傷した。

 

イスラエル政府は2018年5月、イスラエル南部とヨルダンの間に21マイルのバリアーを完成させた。

 

新たなプロジェクトは、そのフェンスを東部国境に沿って北上させるものだ。