元アメリカ大統領は来年の選挙でジョー・バイデンと対決する可能性が高いことが、最近の世論調査データから明らかになった。
2023年8月12日、アイオワ州デモインのアイオワ・ステート・フェアにあるバー「Steer N' Stein」での集会で演説する共和党大統領候補で元米大統領のドナルド・トランプ氏 © Getty Images / Brandon Bell/Getty Images
【RT】2023年8月13日
https://www.rt.com/news/581220-us-trump-biden-desantis-iowa/
共和党の大統領候補ドナルド・トランプは、法的に袂を分かった元大統領が共和党の指名を獲得した場合、来年の選挙で長年の政敵ジョー・バイデンを圧倒できると信じていると自慢した。
アイオワ州での選挙イベントで、トランプは、2020年のホワイトハウス奪還に失敗した際、バイデンに快勝した州である。
「100%に近い」とトランプは、3年前の選挙での対決の再戦でのバイデンに対するチャンスについて聞かれた『サンデータイムズ紙』に答えた。
現在の世論調査データでは、来年の大統領選で共和党候補となるのはトランプが断然有利である。
しかし、バイデンとの再戦が現実になる前に、トランプはまず党の指名を確保しなければならない。
「彼はあまり人が来なかった」と、トランプは8月12日(土曜日)に行われた同じアイオワのステートフェアで、44歳のデサンティスが明らかに支持を得られなかったことについてデイリー・メール紙に語った。
「それはよくない。彼は世論調査で非常に悪い結果を出している。とてもとても」
トランプ氏は、このフロリダ州議員をホワイトハウスの可能性を脅かす存在とは見ていないと付け加えた。
デサンティス氏は、いわゆる「反ウェイク」を掲げてサンシャイン・ステートで人気急上昇中のポピュリスト議員だが、わずか9カ月前のある世論調査ではトランプ氏を23ポイントも引き離していたにもかかわらず、今のところ国内の支持基盤を全国規模に拡大することはできていない。
とはいえ、トランプは現在進行中の3件の連邦起訴に絡む法的にも危うい綱渡りを強いられているにもかかわらず、その優位性はとっくに失効している。
2020年の選挙を自分に有利になるようにジョージア州の議員に強制させようとした疑惑に関連して、数日中にもう1件の起訴が行われる見込みだ。
この元不動産王はまた、ニューヨークでの選挙資金違反容疑、フロリダの邸宅での政府機密文書の非公開に関連する容疑、そして前回の大統領選の結果を覆そうとした陰謀疑惑に関する3つ目の容疑にも直面している。
トランプはいかなる不正行為も否定している。
バイデン氏とデサンティス氏に関するトランプ氏の発言は、同氏が今後行われる裁判の「陪審員団を汚す」ような発言をしないよう米判事から警告を受けた直後のことだった。
「彼は刑事被告人だ」とターニャ・チュトカン判事は述べた。
「被告が政治運動に従事しているという事実は、彼に大なり小なりの自由を認めることにはならない」