2017年以来、元ロスチャイルド銀行家のエマニュエル・マクロンは、フランスの大統領職を次々と大きな危機へと導いている。
【ゲートウェイパンディット】2023年8月7日 BY:ポール・セラン
2017年以来、元ロスチャイルド銀行家のエマニュエル・マクロンは、フランスの大統領職を次から次へと大きな危機へと導いてきた。
何週間にもわたる「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」デモに始まり、専制的な年金改革をめぐる大反乱、そしてその直後に起こった移民青年の警察官殺害をめぐる壊滅的な略奪と暴動など、マクロンの大統領職はまさに政治的大混乱の定義そのものだ。
そして、外交政策に関しても、マクロン大統領はあまりうまくいっていない。
ここ数日、世界情勢においてマクロン大統領のリーダーシップが疑問視される事態が相次いでいる。
まず、8月後半に南アフリカのヨハネスブルグで開催されるBRICS会議への出席が見送られた。
すでに34カ国以上が参加を表明しており、国連事務総長や他の組織の代表も参加している。
しかし、マクロン大統領はそうではなかった。
南アフリカ共和国のナレディ・パンドール外相は、かつて尊敬を集めていた国の指導者がこのような扱いを受けたことに、かなりショッキングな反応を示した。
AFP通信が伝えた。
「パンドール外相は、エマニュエル・マクロン仏大統領が参加に関心を示していることを明らかにした後、マクロン氏が出席する可能性を一笑に付した。
フランスの指導者が出席するかどうか尋ねられたパンドールは、「非常に愉快だ」と答えた。その点では招待状は出されていない。
報復として、マクロンは8月7日から9日までブラジルで開催されるアマゾン・サミットへの参加をキャンセルした。
しかし、最近の最も深刻な事態は、アフリカの旧フランス植民地ニジェールでのクーデターである。
フランス大使館が襲撃され、マクロンはフランス人全員の避難を命じなければならなくなった。
その後、クーデター政権はフランスとのすべての軍事協定を破棄し、パリにニジェールからすべての軍と軍事装備を撤退させるための30日間を与えた。
これは、マリやブルキナファソ(2021年と2022年)がフランス軍の撤退を余儀なくされた後のことである。
フランス24が報じた。
ニアメを特別な同盟国にしようとしたマクロンにとって、ニジェールのクーデターは特に痛手である。
我々は、消えゆくアフリカの影響力を保持するためのフランスの戦略の崩壊をリアルタイムで見ている。
「2018年12月、マクロンはフランスがアフリカのサヘル地域におけるジハード主義者との戦いに、勝利が完全になるまで、関与し続けると誓ったが、この誓いは今や揺らいでいるように見える」
挫折は、新興の地域パートナーにとって利益となるよう、激しく、そして急速に訪れている。
この地域の反フランス感情は高まるばかりで、ここ数年、傭兵組織「ワグネル」を通じてますます存在感を増しているロシアによって、しばしば煽られている。
そして、国内情勢も厳しい状況が続いている。
英国の『スペクテーター』誌はこう報じている
マクロンは、混迷する移民問題に対して無関心を示し続けているが、世論調査では一貫して、移民問題は国民の圧倒的多数にとって最も重要な問題であることを示している。
怒っているのは国民だけではない。
警察も同様で、その多くが、司法当局や時には大統領からの支持の欠如に憤慨している。
そして軍内部にも不満がある。
マクロンは政権に就いてから数週間で軍部の逆鱗に触れ、人気があり、尊敬されていた国防参謀総長のピエール・ド・ヴィリエ将軍を追い出した。
マクロン大統領は、最近別れたばかりのカナダのジャスティン・トルドー首相と不倫関係にあるというジョークや噂のネタにされているのだ。
ジャスティン・トルドー(カナダの独裁者)とエマニュエル・マクロン(フランスの独裁者)が一緒に不倫していたという噂が流れている🚨 pic.twitter.com/cgsdbRTbAF
- マット・ウォレス (@MattWallace888) 2023年8月3日