プーチン大統領、アフリカ連合のG20加盟を支持

ウラジーミル・プーチン大統領は、アフリカ連合のアザリ・アスマニ議長、AU委員会のムーサ・ファキ・マハマット委員長と会談した(2023年7月27日) © Sputnik / Sergey Bobylev

【RT】2023年7月27日

https://www.rt.com/business/580378-putin-africa-g20-membership/


ロシア大統領によると、55カ国からなるアフリカ連合G20への参加は今年中に決定されるという。

 


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ニューデリーで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議において、モスクワはアフリカ連合AU)が早ければ9月にも、影響力のあるG20への正式加盟を獲得することを期待していると述べた。

 

 

プーチン大統領は7月27日(木曜日)、ロシア・アフリカ首脳会議の傍らで、アフリカ連合のアザリ・アスマニ議長、AU委員会のムーサ・ファキ・マハマット委員長と会談した際に、このように述べた。

 

「我々は、(アフリカ)連合が主要な国際団体の活動に参加することを支持しており、ロシアは、アフリカ連合G20への正式加盟を認めるというイニシアチブの提案に、いち早く積極的に応じたことを思い出す」とロシア大統領は述べた。

 

プーチン大統領は、ロシアはアフリカ連合を、アフリカ大陸における近代的な安全保障構造を形成し、世界経済におけるアフリカの正当な地位を確保するための条件を整備する「主導的な地域組織」と見なしていると述べた。

 

アフリカ連合は55のアフリカ諸国で構成され、政治的・経済的に重要な意思決定を行っている。

 

南アフリカは、経済規模の大きいG2Oグループの唯一のメンバーである。

 

セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は6月、G20AUを参加させることで、アフリカ大陸が「国際的なアジェンダとグローバル・ガバナンス・メカニズムの形成に完全に参加」できるよう、ロシアの支援を得て問題を解決すると述べた。

 

AUG20常任理事国になるというアイデアは、セネガルのマッキー・サル大統領が最初に提唱したもので、同大統領は2022年9月の国連総会で、この動きは「14億人のアフリカ人に影響を与える決定が下される場所で、ついにアフリカを代表することができる」ことを意味すると述べた。