「世界の大半は戦争にうんざりしている」― オルバン首相、EU・CELAC首脳会議でハンガリーとラテンアメリカの親和姿勢をアピール

ハンガリーは欧州以外の国でも平和を支持する同盟国を見つけている

ハンガリーのオルバン首相。(Dávid Huszár/Népszava)

2023年7月18日 編集者 【REMIX】 NEWSauthor: ジョン・コディ著

https://rmx.news/article/most-of-the-world-is-tired-of-war-pm-orban-touts-hungary-and-latin-americas-pro-peace-stance-at-eu-celac-summit/

 


ハンガリーのオルバン首相は7月17日(火曜日)、フェイスブックで、ウクライナとロシアの紛争について、ハンガリーラテンアメリカはともに平和を支持する立場であり、できるだけ早く戦争が終結することを望んでいると宣言した。

 

 

「世界の大半は戦争にうんざりしている。今日、私たちは即時停戦と平和を主張し、今回はラテンアメリカの指導者たちも参加してくれた!」と、ブリュッセルで開催されたEUラテンアメリカカリブ海諸国共同体(EU-CELAC)の首脳会議の後、オルバンはフェイスブックに書き込んだ。

 

 

オルバンの平和支持の立場はヨーロッパでは少数派だが、インド、中国、ラテンアメリカ諸国など、世界の他の地域では戦争に対して同じような考えを持つ国々から幅広い支持を得ている。

 

例えば、中国はハンガリーが支持する和平案を提唱している。

 

ラテンアメリカには、ベネズエラキューバなど、ロシアと直接同盟を結んでいる国もあるが、もっと広く言えば、ウクライナにおける西側の戦争努力に懐疑的で、即時停戦を求めている国も多い。

 

ブラジルやメキシコのような国も、経済的利益にならないとして対ロ制裁を拒否している。

 

 

昨年、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、欧州議会ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領をノーベル平和賞に推薦したことを批判した。

 

 

「私たちがどちらか一方を支持するかは別として、軍事衝突の参加者のひとりがノーベル平和賞を受賞する可能性があるのはなぜか? 他に平和のために戦っている人はいないのか? 国連総長のフランシスコ法王はなぜ受賞しないのか?」

 

 

今年、ブラジルの指導者ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバは言った。

 

「米国が戦争を奨励するのを止め、平和について語ることが必要だ。EUが平和について話し合うことで、プーチンとゼレンスキーに、平和はすべての人のためになるものであり、戦争は彼らの2つの国のためにしかならないのだと納得させることができる」と述べた。


EUラテンアメリカカリブ海諸国の指導者たちは、EU-CELAC会議を利用して、8年ぶりに会合を開いている。

 

議題のトップは、気候変動と自由貿易、特に環境保護団体が批判し、ブラジルをはじめとするラテンアメリカ諸国が批准を拒否しているEUとメルコスールの自由貿易協定である。