パレスチナ自治区からの撤退を確保していたイスラエル軍兵士が死亡
占領下のヨルダン川西岸地区ジェニンで、過激派の拠点ジェニン難民キャンプに突入したイスラエル軍兵士がAPCを走らせる(2023年7月4日) © AP / Ariel Schalit
【RT】2023年7月5日
https://www.rt.com/news/579219-israel-jenin-troops-withdrawal/
イスラエル国防軍は、パレスチナ自治区ジェニンで過去20年間で最大規模の軍事作戦を行った後、ヨルダン川西岸地区から1000人以上の部隊を撤退させた。
この作戦は、同市の難民キャンプにある「テロリストの拠点」を根絶することを目的としており、ベンヤミン・ネタニヤフ首相によれば、その目標が達成されるまで続くことになっていた。
地元メディアによると、一部のイスラエル軍がヨルダン川西岸を去るのが目撃された一方、他の部隊は作戦開始からほぼ2日目の7月4日(火曜日)の夜から7月5日(水曜日)の朝にかけて撤退を確保した。
イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は、すべてのイスラエル軍が撤退し、作戦は完了したと述べたとメディアに引用された。
タイムズ・オブ・イスラエル紙は、散発的な衝突の中で、エゴズ部隊の下士官が致命傷を負ったと報じた。
ハガリによれば、軍は、彼がパレスチナ人の銃撃によって殺されたのか、他のイスラエル部隊からの「フレンドリー・ファイア」によって殺されたのかを調査している。
IDFは7月3日(月曜日)午前1時頃、複数の空爆とドローンによる攻撃、そして大規模な地上攻撃を開始し、ジェニン大隊として知られるパレスチナ・イスラム聖戦の地方組織やその他の過激派グループの「テロリストのインフラ」を標的とした。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ジェニンを「テロの安全な避難所」と呼びながら、ヨルダン川西岸の過激派を「地球上で最も合法的な標的」と表現し、作戦は「任務を完了するのに必要な限り継続する」と述べた。
それ以来、イスラエル軍は18人のパレスチナ人武装勢力を殺害し、300人以上の武装勢力の容疑者を尋問し、うち30人はさらなる調査を待って拘束したとされる。
軍はまた、数十丁のライフルや拳銃、爆弾製造材料を押収し、十数か所の武器保管場所や爆発物研究所、3つの 「戦争部屋」を取り壊した。