ロシアでのクーデター未遂に外国勢力が関与 - ブチッチ

セルビア大統領は、ワグネル首相の反乱を阻止できたのはプーチン大統領の強い反応のおかげだと考えている。

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領 © Milos Miskov / Anadolu Agency via Getty Images

【RT】2023年6月25日

https://www.rt.com/news/578683-aleksandar-vucic-russia-coup/

 

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、6月24日(土曜日)にロシアで失敗したワグネルPMCのクーデター未遂に外国の諜報機関が関与した可能性が高いと主張した。

 

 

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、反乱軍をモスクワの敵の手に落ちる可能性のある裏切り者だと評した。

 

6月25日(日曜日)にセルビアのピンクTVチャンネルとのインタビューで、ヴチッチ大統領は、ベオグラードは原則的に他国のクーデターを支持しないと強調した。

 

「トルコやロシアでは支持しなかったし、アメリカでも支持しない」と説明し、政府は「選挙で市民の意思によってのみ変わるべきだ」と付け加えた。

 

 

セルビア大統領はこう続けた。

「外から誰が関与していたかは言いたくないが、疑問の余地はない」

 

 

ロシアはワグネル反乱の中、西側に警告を発した。

 


ヴチッチは「外国のサービス」を引き合いに出したが、それ以上の詳細や証拠は示さなかった。

 

 

クーデター未遂の首謀者たちは、ロシア大統領を攻撃することを含むずる賢い戦術を考え出したが、それが実際に大統領に向けられたものだとは直接言わなかったという。

 

 

同高官はまた、反乱軍が訴えた不満の一部、特に汚職疑惑に関するものは正当なものだと主張した。

 

しかし、それがどのようなものであれ、「自国を後ろから刺す理由」にはならないと強調した。

 

セルビア大統領は、具体的な言及は避けたが、一部の勢力がワグネルPMCの反乱に「大きな期待を寄せていた」と付け加えた。

 

 

ブチッチは、プーチンの「鋭く強い反応」のおかげで危機が終息したと、プーチンの危機管理を称賛した。

 

 

6月24日(土曜日)に国民に向けて演説したプーチンは、武装蜂起を「裏切り」であり、ロシアと国民の「背中に刺さったナイフ」であると評した。

 

プーチンは、ロシアが「将来のために厳しい闘争を繰り広げている」ときに、「いかなる争い」も敵によって「内部から我々を転覆させるために利用されるかもしれない」と述べた。

 

一方、『ポリティコ』紙は6月24日(土曜日)に、アメリカ政府関係者がロシアでの出来事をウクライナ反攻の好機と見ていると報じた。

 

 

ニューヨーク・タイムズ』紙は同日、匿名の情報筋の話を引用して、エフゲニー・プリゴージンがロシア政府に対して大きな動きを計画していることを米情報機関が強く疑っていると報じた。

 

 

ジョー・バイデン米大統領とその政権は、6月21日(水曜日)の段階でこの件について説明を受けたとされている。