前アメリカ大統領は、プーチンを追放することは事態を悪化させる可能性があると警告した。
【RT】2023年6月24日
https://www.rt.com/news/578645-trump-reacts-to-wagner-russia-uprising/
ドナルド・トランプ前米大統領は、軍事請負会社ワグナー・グループとロシア最高将官との間で今週起きた対立がモスクワの政府転覆につながるかもしれないという西側の期待に冷や水を浴びせ、プーチン大統領の追放が意図しない結果を招く可能性があると警告した。
「ロシアは大混乱に陥っているが、何を望むかには注意が必要だ」と、前大統領は6月24日(土曜日)にトゥルース・ソーシャルに投稿した。
「次はもっとひどくなるかもしれない」
トランプは、ワグナーの創設者であるエフゲニー・プリゴジンが反乱を終結させ、モスクワへの進撃を停止させることに合意したというニュースが流れる直前に、ロシアでの騒乱に反応した。
クレムリンとの合意に基づき、この元プーチン盟友はロシアを去り、訴追を免れることになる。
ウラジーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、短命に終わったワグネル蜂起を応援したが、彼の西側支援者たちは、プーチン政権転覆を公然と応援することを控えた。
ジョー・バイデン米大統領は以前、ロシアの政権交代を求めていたが、モスクワの状況について「同盟国やパートナーと協議している」と報じられた。
西側メディアは、ワグネルの反乱がロシア政府にとって存亡の危機であると喧伝することにあまり慎重ではなかった。
クルト・フォルカー元NATO大使はCNNに対し、この騒乱は 「プーチンの終わり」を意味し、「ロシアのウクライナ戦争の終わりの始まり」だと語った。
トランプは、バイデンは 「中国の習(近平)国家主席が望むことは何でもロシアについてやるだろう」と後継者を狙い撃ちした。
バイデン一族が中国共産党とつながりのあるビジネス関係者から賄賂を受け取ったという疑惑を引き合いに出し、米大統領が習近平の言いなりであることを示唆した。
バイデンが現れるまで、中国とロシアは常に天敵であり、中国は、人口がはるかに多いロシアの土地の大部分を欲しがっていた。
「これは中国にとって、これまで考えられなかったチャンスであり、習主席が待つことができる台湾よりもはるかに大きい」