日本はロシアのエネルギーを必要としている - 三井物産幹部

© Sputnik/Vitaliy Ankov

「サハリン2 LNGプロジェクトから撤退する計画はない」と発表


【RT】2023年6月22日

https://www.rt.com/business/578400-japan-russia-lng-export/


日本の商社である三井物産は、ロシア極東におけるサハリン2液化天然ガスLNG)プロジェクトからの撤退を計画していないと、松井徹専務執行役員が6月21日(水曜日)に発表した。

 

 

松井専務執行役員は定時株主総会で「現時点ではプロジェクトから撤退する計画はない」と説明し、同プロジェクトは操業に問題はなく、引き続き日本に超低温燃料を供給していると付け加えた。

 

「サハリン2プロジェクトは日本のLNG輸入量の約9%を供給しているため、昨年、日本政府と協議した結果、サハリン2プロジェクトへの出資を継続することを決定した」と同幹部は述べた。

 

ロシアがウクライナで軍事作戦を開始した後、英シェルなどの欧米メジャーがサハリン2からの撤退を選択した中でも、三井物産三菱商事と合わせて22.5%の権益を保持した。

 

韓国を含む他のアジアの長期LNG買い手は、サハリン2プロジェクトからのガス輸入を継続している。

 

昨年夏、ロシアはサハリン・プロジェクトをバミューダを拠点とする運営会社サハリン・エナジー社から国内会社サハリン・エナジーLLCに移管し、外国人株主は新運営会社への出資比率を従来の出資比率に応じて維持できるようにした。

 

 

サハリン・エナジーの27.5%マイナス1株を保有していたシェルは、新会社に出資しないことを通告し、日本の2社は出資比率を維持することを決め、それぞれ12.5%と10%の持ち株を新会社に譲渡することで合意した。

 

ロシア国営エネルギー大手ガスプロムは、サハリンエナジーLLCに50%出資している。

サハリン2は世界最大級のLNGプロジェクトで、世界市場の約4%を供給している。