最後の抵抗? 年金改革に反対する50万人のフランス人デモ隊が街頭に立つ

ユーロニュースによると、エマニュエル・マクロン大統領の広く不評な年金抜本改革に対して、6月6日(火曜日)には50万人以上の人々がフランス全土で抗議活動を行う見込みだそうだ。

これは、1月以来、全国的なデモの14日目となる。

 

 

【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2023年6月7日水曜日 - 午後2時45分

https://www.zerohedge.com/political/final-stand-half-million-french-protesters-take-streets-against-pension-reform

 

労働組合は、定年を62歳から64歳に引き上げるというマクロン大統領の動きを撤回するよう議員に圧力をかける最後の試みを行っている。

 

 

何カ月にもわたる大規模な抗議活動は、組合幹部がメモを取り始めているため失敗に終わっている。

 

フランス最大の労働組合であるフランス民主労働総同盟のリーダー、ローラン・ベルジェ氏は、パリの路上で行進の準備をしながら、6月6日(火曜日)にニューヨーク・タイムズ紙にこう語った。

 

「好むと好まざるとにかかわらず、ゲームは終わろうとしている」

 

マクロン氏は、フランスの年金制度は、長生きする退職者が多すぎるために財政的に持続不可能であると主張している。

 

「私たちは赤字の問題を抱えており、それを解決しなければならない」と、マクロン氏は先月のテレビインタビューで語った。

 

さらに、「私はこの改革を支持する」と付け加えた。

 

 

その結果、マクロンの不支持率は今年初めの60%から、4月には70%と、2018年12月以来の高水準に急上昇している。

 


ロイターはBFMテレビ放送の映像を引用し、デモ隊が2024年パリ五輪の本部を襲撃している様子を映した。

 

この事件の映像はツイッターでも共有された。

 


ここ数カ月、デモ隊はブラックロックのオフィスやLVMHモエ・ヘネシールイ・ヴィトンの本社を襲撃している。

 

ロイター通信は、「新しい年金法はすでに法令集に掲載されており、最大手の労働組合が数カ月にわたって珍しく団結した後、どこにエネルギーを集中させるかで分裂している」と指摘する。

 

 

CFDT労働組合のベルガーは、「これは、年金問題をめぐるこの種の抗議行動としては最後のものになるだろう」と述べています。