イタリア人の財産が激減

生活費の危機は、3分の1以上の世帯の財政に影響を及ぼしていることが調査で明らかになった

© Getty Images / Angelo Cavalli / robertharding

 

【RT】2023年5月13日

https://www.rt.com/business/576135-italy-cost-of-living-crisis/


イタリアの家庭の3分の1以上が、インフレ率の上昇により、過去1年間で生活水準が低下していることが、今週、国民消費者連合(UNC)の報告で明らかになった。

 

 

UNCによると、イタリアの家庭の35.1%が昨年、財政状況の悪化を経験し、2021年には30.5%だったという。

 

彼らはこの結果を、エネルギーや商品・サービス価格の高騰による請求書の高騰に起因するとしている。

 

UNCのマッシミリアーノ・ドンナ会長は、「これらは憂慮すべきことだが、大いに予想された結果である」と述べた。

 

自由市場で販売されている電気の価格は急騰し、昨年、最も高価な商品・サービスに対するUNCの評価でトップになった。

 

 

「自分の状況が安定していると考えている人たちに関するデータは、必ずしも肯定的に捉えることはできない。一般的に、2021年と2022年の両方で、ほとんど生活費を稼ぐことができなかった人はすべてこの定義に当てはまります。つまり、喜ぶべき理由はないのです」とドナは付け加えた。

 


同国では基本的な食料品が劇的に値上がりしており、オリーブオイルを除く各種植物油の価格が前年比50%以上高騰するなど、生活費は上昇を続け、より「耐え難い」ものになっていることがわかった。

 

子どもが2人いる家庭の場合、現在のインフレ率7.7%で年間請求額に2,306ユーロ(2,515ドル)が上乗せされ、そのうちイタリアの家庭は食品と飲料に1,015ユーロ、消費バスケットの他の製品をカバーするために1,062ユーロ使うことになるとUNCは指摘した。