【Natural News】2023年4月28日(金) 記入者: ベル・カーター
https://www.naturalnews.com/2023-04-28-sudanese-rebels-hijack-biolab-dangerous-virus-samples.html
世界保健機関（WHO）は、スーダンの反政府勢力が首都ハルツームのバイオ研究所を占拠したことから、「巨大な生物学的リスク」が存在する可能性があると警告した。
WHOによると、反政府勢力は、ポリオ、はしか、コレラなどの病気のサンプルを保管する国立の公的研究所を占拠した。
「この研究所にはポリオの分離株があるため、非常に危険である。というのも、研究室にはポリオの分離株があり、麻疹の分離株もある。WHOスーダン代表の二マ・サイード・アビド博士は、ジュネーブで行われた国連ブリーフィングで、ビデオ通話を通じて次のように語った。
「ハルツームの中央公衆衛生研究所が戦闘当事者の一人によって占拠されたことで、大きな生物学的リスクが発生している」
彼は、主な懸念は、利用可能な生物学的材料や物質を安全に封じ込めるために、研究所の技術者がもはや研究室にアクセスできないことであると付け加えた。
「化学的危険性に加え、発電機が機能していないため、バイオリスクの危険性も非常に高い」とアビドは述べた。
この件に関する最近のフォックスニュースの番組で、マイク・ポンペオ前国務長官は、WHOは世界中の高セキュリティの研究所を安全に保護することに失敗していると述べている。
反政府勢力とスーダン軍との戦闘は、4月15日から行われている。
米国が仲介した敵対勢力間の72時間の停戦にもかかわらず、より多くの難民がスーダンを脱出する可能性があると当局が警告する中、当該バイオラボの買収が行われた。
アルジャジーラは、戦闘によってスーダンは混乱に陥り、すでに多額の援助に依存しているアフリカの国を崩壊寸前にまで追い込んでいると報じた。
スーダン医師団によると、スーダンの首都や国内の他の場所で、戦闘や医療・燃料供給の減少のため、数十の病院が閉鎖された。
国連保健機関はまた、戦闘中に医療機関に対する14件の攻撃を確認し、8人が死亡、2人が負傷したと述べ、「枯渇した血液バッグの在庫が電力不足により腐敗する危険がある 」と警告した。スーダン連邦保健省は、これまでの死者数を459人とし、さらに4,072人が負傷しているとしている。
「暴力が止まらなければ、保健システムが崩壊する危険性がある」と国連機関は4月28日（金）に警告している。
■■ 混乱の中、物資の減少に直面するハルツーム
目撃者がCNNに語ったところによると、商店では食料が完全に底をつき、州内のいくつかの食品工場が略奪されたとのことだ。
「水の供給については、11日間連続で水がない。近くの井戸からしか水が出ません。だから、車があれば樽などを持って、わざわざ井戸まで行かなければならない。そうでない場合は、何か小さなもので十分な水を確保しなければなりません」と目撃者は語った。
北バリのシャンバットに住む51歳のフリーランサー、サイフ・モハメド・オスマンも、バリの大部分に野菜や肉などの食料を供給していた中央市場が完全に焼失したことで、店頭の食料在庫が不足し、さらに悪化していると指摘している。
また、先週末のイード・アル・フィトルの休暇前に国家公務員が賃金を受け取っておらず、銀行のATMも機能しなくなったため、住民は経済的に苦境に立たされているという。
オスマン氏はCNNに対し、治安や警察の存在がないためにハルツームの広い地域で起きている略奪や強盗の被害から近隣を守るため、パトロールが行われていると語った。
最近の出来事により、スーダンの人々は首都から脱出しようとしている。
国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）は、すでに数千人が暴力から逃れ、最大で27万人がスーダンを離れ、隣国のチャドや南スーダンに避難することを想定していると述べた。
チャド駐在のローラ・ロ・カストロ氏は、10日前に戦闘が始まって以来、約2万人の難民がエジプト国境に到着していると述べた。
