ウィスコンシン州での列車脱線事故により、鉄道車両がミシシッピ川に流入

2023年4月27日、ウィスコンシン州デソトのすぐ南、クロフォード郡のハイウェイ35沿いで発生した列車脱線事故の現場にて、復旧作業が行われている様子

 

Recovery work is shown at the scene of a train derailment along Hwy 35 in Crawford County just south of DeSoto, Wis., on April 27, 2023. (Mark Hoffman/Milwaukee Journal-Sentinel via AP)

(マーク・ホフマン/ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル via AP

 

【エポックタイムズ】ケイデン・ピアソン著 2023年4月27日  2023年4月28日 

https://www.theepochtimes.com/train-derailment-in-wisconsin-sends-railcars-into-mississippi-river_5227669.html?utm_source=partner&utm_campaign=TheLibertyDaily

 

 

BNSF鉄道によると、ウィスコンシン州クロフォード郡で4月27日(木曜日)に貨物列車が脱線し、機関車2台がミシシッピ川に転落したとのことだ。

 

 

脱線事故は、ミシシッピ川の東端、ラクロスの南約30マイルにあるデソト付近で発生した。

 

BNSF鉄道は声明の中で、3台の機関車のうち2台と未知数の車両が川の崖側で脱線したと述べている。

 

クロフォード郡保安官事務所はフェイスブックページで、避難の必要はなかったと述べた。

 

鉄道の広報担当者であるレナ・ケントによると、この事故に巻き込まれた鉄道車両には危険物は含まれていなかったという。

 

海岸で脱線した車両の中には、塗料やリチウムイオン電池が入っていたものもあった。

 

「関係するボリュームは、川やコミュニティに危険をもたらすことはありません」と彼女は言った。

 

ケント氏によると、影響を受けた地域にはブームが設置されるとのことだ。

 

乗員は全員無事で、1人は医師の診断を受けている。

 

本線は両方向で遮断されているが、BNSFの職員は現場で事故の原因を調査している。

 

一方、米国運輸省の一部門で、全米の鉄道の安全を規制する連邦鉄道庁(FRA)は、情報収集と地元の救急隊員を支援するチームを派遣しているとツイッターで発表した。

 

「FRAは、ウィスコンシン州クロフォード郡のBNSF脱線事故の現場に安全担当者を派遣し、情報収集と必要に応じて地元の取り組みを支援している」と同局は述べている。

 

トニー・エバース州知事ツイッターで、脱線事故について説明を受け、ウィスコンシン州運輸省、天然資源省、州緊急管理当局から定期的に最新情報を入手していると述べている。

 

「現場はミシシッピ川沿いなので、(アイオワ州知事の)キム・レイノルズと(イリノイ州知事の)JBプリツカーに連絡を取っている」

 

エバースは、「我々は引き続き緊密に連絡を取り、主要対応機関である(NTSB)を含む、地元、州、連邦のパートナーに州の支援を提供するつもりだ」と述べた。

 

 

今回の事故は、先月ミネソタ州レイモンドでエタノールとコーンシロップを運搬していたBNSFの列車が脱線・炎上し、数百人が避難したことに続くものである。

 

 

また、オハイオ州イーストパレスチンでノーフォーク・サザンの列車が脱線し、大爆発を防ぐために5台のタンクローリー車から有毒な塩化ビニールを放出して燃やすことを当局が決定してから約3ヵ月後の出来事である。