フランスの田舎町でマクロン大統領が敵対的な群衆に直面し、催涙弾が発射されるSource: ビデオスクリーンショット
【Insider Paper】AFPA 2023年4月20日 10:52 AM
https://insiderpaper.com/teargas-fired-as-macron-faces-more-hostile-crowds-in-rural-france/
フランス警察は4月20日(木曜日)、不人気な年金改革をめぐって2日目もチャントや罵声の的になっているエマニュエル・マクロン大統領から怒れる抗議者を遠ざけるため、フランス南部の村で催涙ガスを発射した。
4月19日(水曜日)に東部アルザスで敵対する有権者に直面した45歳のマクロンは、4月20日(木曜日)に南部のエロー地方を訪れ、教育について話し合った。
「私は辞任しません、約束します」と45歳のマクロンは、3ヶ月に及ぶ大規模な抗議とストライキを経て、先週署名された年金改革について辞任するよう求めた女性に言った。
「人々が何を望んでいるかなんて、どうでもいいんでしょう」と、彼女は答えた。
マクロンのパリ郊外への出張は、年金制度改革を白紙に戻したいという意向を示すとともに、法案の成立方法に憤慨した有権者の多くから隠れていないことを示すためのものである。
支持者たちは、元投資銀行家が非難される姿が圧力弁となり、国民の3分の2が反対している法案に対する鬱積した不満が解消されることを期待している。
与党のある議員は今週、匿名を条件にAFPにこう語った。
しかし、ル・フィガロ紙が4月20日(木曜日)に発表したオドクサ・バックボーン・コンサルティングの世論調査は、政府にとって厳しい内容だった。
それによると、年金以外の問題に移ろうとするマクロンの考えは間違っていると考える人が59%、4月17日(月曜)夜の国民向け演説で大統領が説得力を発揮したと考える人は22%しかいなかったという。
■■ 教師の給与
教師を認め、より良い報酬を支払う」ことを望むと述べた大統領閣下は、4月20日(木曜日)、ガンジス村で、9月から税引き後月100-230ユーロ(110-250ドル)多く受け取ることを発表した。
左派系労働組合CGTの労働者が抗議としてルイーズ・ミッシェル校の電気を切ったため、保護者と教師との会合は外に移されることになった。
演説に先立ち、「マクロン、辞任しろ!」と叫び、笛を吹く数百人の人々が学校に向かって進もうとすると、警察は催涙弾を発射した。
■■ 中には卵やトマトを治安部隊に投げつける者もいた。
また、地元当局は「携帯用音響機器」の使用禁止を発表したが、これはアンプやスピーカーを対象としたものであると広報担当者は述べた。
しかし、CGT労組のマチュー・ガイ地方委員長はAFP通信に、抗議者たちは鍋や「フィフル」と呼ばれる地元の笛を持って、学校に近い安全区域に入ることも阻止されたと語った。
マクロンの左派の政敵は、4月17日(月曜日)の夕方、マクロンの国民へのテレビ演説で、支持者にフライパンを叩くように促し、古くからの抗議戦術は、マクロンの政策に対する不満の聞こえるサインとなっている。
「私の家では、ソースパンと卵は料理をするためのものだ」と、マクロンは4月20日(木曜日)に地元の野党議員に言い放ち、抗議活動について思い出させた。
■■ フライパンに蓋をする
4月20日(木曜日)には、共産党のスポークスマンであるイアン・ブロサが、「ソースパンの販売を禁止する法律が待ち遠しい」と発言するなど、明らかな鍋禁止令が嘲笑の的となった。
「ソースパンを禁止することで民主主義の危機を置き去りにすることが可能なのか?」と、グリーンズの有力議員サンドリーヌ・ルソーが尋ねた。
フランスでのソースパン販売は、中世の儀式に端を発すると考えられている。
村人たちは、相性の悪い結婚相手(一般的には男やもめと若い花嫁)を、ソースパン(フランス語では「キャセロール」)のコンサートで辱めようとした。
1830年代のフランスで、国王シャルル10世の退位につながる七月革命の後、政治的に変化した。
マクロン氏は4月19日(水曜日)に有権者を前に、フランスが公共支出を減らし、ヨーロッパの近隣諸国と肩を並べるためには、定年を62歳から64歳に引き上げることが必要だと再び主張した。
デモ隊は先週4月20日(木曜日)、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の本社にも押し入った。
一部の鉄道労働者も4月20日(木曜日)に再びストライキを行い、地方鉄道の5本に1本と一部の通勤便の運休を余儀なくされた。