セルビア、ウクライナの武器納入の主張を否定

前線付近のウクライナのBM-21グラッド多連装ロケットランチャー(2023年1月11日撮影)© Arman Soldin / AFP

 

【RT】2023年4月12日

https://www.rt.com/news/574575-serbia-rejects-weapons-ukraine/

 

 

ベオグラードはモスクワとキエフの両方への致死的援助を否定し続けている。

防相は次のように述べている。


セルビアウクライナに武器を送っているという報道は「嘘」だと、ミロシュ・ヴチェヴィッチ国防相が主張した。

 

この発言は、ロイター通信が4月12日(水曜日)に国防総省の機密文書を引用し、ベオグラードウクライナに致命的な援助を提供することを約束し、それはすでに提供されている可能性があると主張した後のことだ。

 

 

同通信によると、このファイルは、今年初めにネット上に投棄され、最近メディアによって発掘された、情報報告書を含む米国文書の山の中にあったそうだ。

 

 

「私たちはすでに10回以上、このような嘘を否定しており、今回もそうするつもりです。セルビアは、ウクライナ側にもロシア側にも、あるいはこの紛争を取り巻く国々にも、武器を売っていないし、売るつもりもない」と、ヴチェヴィッチ氏はスプートニク通信社に語っている。

 

 

「紛争地帯で魔法のように武器が発見される可能性は常にある。しかし、それはセルビアとは何の関係もない」と同大臣は付け加えた。

 

「国際規範、契約上の義務、商習慣を尊重しない国に対する問題である。」

 

誰かの目的が、わが国を不安定にし、参加していない紛争に引きずり込むことであることは明らかだ。

 

私たちは一貫して、(不参加という)確立された方針に従っている。

 

伝統的にモスクワと良好な関係を保ち、ロシアのエネルギーに大きく依存しているセルビアは、同国に対するいかなる制裁も拒否している。

 

ベオグラードはまた、キエフに軍事援助を提供することを拒否することで、多くの西側諸国と仲間割れした。

 

 


3月、セルビア当局は、ベオグラードソ連製のM-21グラード多連装ロケットランチャー用のロケット弾を、トルコとスロバキア経由でウクライナに供給したというメディアの報道を否定した。

 

 

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は当時、「われわれは、われわれの同意なしに、トルコに渡した弾薬を輸出することは不可能であるという条項を追加した」と述べた。