写真:右派政党「ドイツのための選択肢党(AfD)」の共同代表アリス・ヴァイデル氏 © Global Look Press / Sebastian Kahnert
【RT】2025年1月15日 19:10 ホーム世界のニュース
https://www.rt.com/news/610955-german-opposition-trump-maga-slogan/
ドイツのための選択肢党(AfD)の共同代表アリス・ヴァイデル氏は、「ヨーロッパを再び偉大に」と呼びかけている。
右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の共同代表を務めるアリス・ヴァイデル氏は、ドナルド・トランプ次期米大統領の「MAGA(『アメリカを再び偉大に』の意)」のスローガンを、自らの大陸向けにアレンジしたようだ。
同氏は1月15日(水曜日)に投稿した記事で、「ヨーロッパを再び偉大に」と呼びかけた。
ヴァイデルは、自身の政党の政策と、ドナルド・トランプ氏や米国在住のテック界の大富豪イーロン・マスク氏が提唱する政策との類似性を指摘する投稿に反応した。
スペースXとテスラのCEOであり、Xのオーナーでもあるマスク氏は、先週、自身のプラットフォーム上でライブインタビューを行い、AfDを支持した。
インタビューの中で、このドイツ人政治家は、AfDを「自由主義保守政党」と表現し、官僚主義の削減と「国民の国家からの解放」を目指していると述べた。
また、マスク氏は2月後半に予定されているEU加盟国における2025年早期の議会選挙を前にして、「ドイツを救えるのはAfDだけだ」と繰り返し述べた。
この早期選挙は、12月にオルフ・ショルツ首相率いる社会民主党を中心とする3党連立政権が崩壊し、同首相の少数派政権に対する不信任案が可決されたことを受けて発表された。
MEGA - Make Europe Great Again! 🚀
— Alice Weidel (@Alice_Weidel) 2025年1月15日
また、マスク氏は昨年、共和党のドナルド・トランプ氏の大統領選出馬を最終的に支援する姿勢として、同氏へのインタビューも行っている。
「アメリカを再び偉大に(Make America Great Again)」というスローガンは、2016年のトランプ氏の最初の選挙キャンペーンで人気を博し、2024年にも再び使用された。
MAGAという略語は、同氏の支持者や政治基盤を表現するのにもよく使われている。
先週のテック界の大富豪とヴァイデル氏とのインタビューは、ドイツで物議を醸した。
60以上のドイツの大学や研究機関が、同サイトにおける「過激化の進行」を理由に、Xからの撤退を発表した。また、2つの労働組合と連邦最高裁判所も同プラットフォームから撤退した。
ドイツ国防省と軍(ドイツ連邦軍)もこれに続き、1月15日(水曜日)に、Xでは「事実に基づく意見交換が困難である」として、今後は同プラットフォームに投稿を行わないことを発表しました。