2023年3月20日、国連安全保障理事会の様子を示す全景。© Ed JONES / AFP
【RT】2023年4月2日
https://www.rt.com/news/574008-russia-isolation-fail-poland/
モスクワは国連安全保障理事会の輪番議長国に就任した。
ポーランドのパヴェル・ヤブロンスキー外務副大臣は、ロシアが国連安全保障理事会(UNSC)の輪番議長国になったことで、西側諸国はロシアを国際舞台で亡き者にしようとする努力に失敗したと、4月1日(土曜日)に語った。
ジャブロンスキー氏は、リパブリック・テレビジョンTVの取材に対し、ウクライナのドミトリー・クレバ外相が、4月1日(土曜)にモスクワが国連安保理の議長国に就任したことについて、「悪い冗談だ」と発言したことについて、コメントを求められた。
「というのも、残念ながら、国際機関において、ロシアを孤立させるというメカニズムが、思うように機能しないことを証明するものとなっているからだ。
さらに、ロシアが理事会の議長国であることは誰にとっても良いことではないとし、国連と国連安保理から「排除または停止」させるべきであると指摘した。
しかし、ロシアは常任理事国5カ国の1つであり、拒否権を持っているため、その排除は事実上不可能である。
ジャブロンスキーは、ウクライナ紛争にもかかわらず、モスクワは他の国、特にかつて西側の植民地だった国に多くの同盟国を持っていることを認めた。
ロシアは4月1日(土曜日)、国連安保理の輪番制議長国に就任した。
この議長国は、1946年以来、英語のアルファベット順に従って、15カ国の加盟国の間で国から国へと移っていく。
この事態はウクライナからの非難を招いたが、米国は異なるトーンを打ち出し、ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官はロシアに「プロフェッショナルな行動を取るように」と促した。
また、ロシアが安保理常任理事国であるという現実を変えるための「実現可能な国際的な法的道筋はない」とも述べた。
4月1日(土曜日)、ロシアのドミトリー・ポリアンスキー国連副代表は、同国の国連安保理議長国就任は、モスクワの「敵や辛辣な批判者を辱める」ことになったと述べた。
また、ロシアが国際機関において「誠実な仲介者として行動する」ことを誓った。
「かつての西側パートナーとは異なり、我々は国際舞台で公正に行動し、二重基準を推進することはない」。