【Natural News】2023年2月20日(月) by: イーサン・ハフ
https://www.naturalnews.com/2023-02-20-irish-farmer-uprising-net-zero-climate-targets.html
アイルランドでは、グローバリストの指導者たちが、自分たちの掲げるネットゼロの「気候変動」目標を達成するために、農業部門に圧力をかけているため、またしても農民の蜂起が起こっている。
アイルランドの植林目標を達成するためには、家畜を30%淘汰し、干拓地の90%を再湿潤化する必要があると言われているが、これは多くの農家が経済的に自殺しなければならないことも意味している。
もしアイルランド政府当局が「悪質な」ネットゼロ計画を譲らないなら、アイルランド全土の農家は「アイルランド農村部の蜂起にほかならない」と約束している。
アイルランドの環境保護庁(EPA)は現在、ネット・ゼロ準拠を達成するために同国の農業部門で何が必要かというグローバリストの報告書の出版に向けた最終準備を進めているところである。
「EPAの報告書で提案されているようにすべての変更が行われた場合、310万エーカー、つまり州の総面積の5分の1が用途変更されることになる」とザ・エクスポーゼは報じている。
この報告書は、情報公開法に基づいてアイリッシュ・デイリー・メール紙が入手したもので、2050年までに排出量ゼロの目標を達成するために、土地と農業部門は次のことをしなければならないとしている。
・ 現在の目標である年間2万エーカーから毎年8万6500エーカーを新たに植林し、2050年までにアイルランド全体で87万5000ヘクタールの林業用地を確保する。
・泥炭地を埋め立てた土地の90%、つまり最大30万2000ヘクタールを農業用に再湿地化する。
・アイルランドにおける牛、ヤギ、羊などの家畜の数を 30%削減する。
・農業分野におけるメタンガス排出削減のための技術利用を30%増加させる。
■■ 欧州連合は自由に対する癌である
アイルランド議会の下院(Teachtai Dálaまたは「TDs」と呼ばれる)農村無所属議員のリーダーであるマティ・マグラス氏は、アイルランドの農家を代表して、この報告書を「悪質な」攻撃だとし、政府の農業に関する「過激なグリーン政策」は農家に「破壊的な影響」を与えるだろうと付け加えた。
「これらの提案が実施されれば、アイルランドの農村は大量破壊に直面することになる」と述べた。
マックグラス氏はまた、レオ・ブラドカー道首相とチャーリー・マコナログ農相から、「牛、豚、山羊、羊の削減は一切検討・実施せず、報告書は直ちに無視・焼却することを保証する」という明確な声明が出ることを希望している。
この問題は、EUが提案している自然再生法に起因するもので、イギリスを含む加盟国に対して、「劣化した生態系の回復」という拘束力のある目標を設定するものである。これには、過去数十年の間に農業を容易にするために排水された泥炭地を再び湿らせることも含まれる。
皮肉なことに、EUは以前、農地を耕作可能な状態にするために、まさにその同じ土地の水を抜くために農家を援助していたが、今は農家を廃業させることによって、その仕事を逆行させようとしているのだ。
「これはグリーンアジェンダの一部であり、欧州の一連の法律の一部である」とアイルランド農民協会(IFA)のゴールウェイ議長スティーブン・カナヴァンは言う。
「しかし、何の相談もなく、不満が募るばかりです」。
コメントでは、グローバリストは 「間違った相手に喧嘩を売っている」と指摘する人がいた。
「アイルランド人は、歴史的にイギリス政府や貴族からひどい扱いを受けてきた、たくましい人々だ」と、この人は付け加えた。
また、別の人も同意し、「普通のイギリス人も政府である貴族から、ひどい扱いを受けており、アイルランドの友人と連帯してくれると確信している」と付け加えた。