【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン 2023年2月2日 - 午前12時45分
「ドミノ理論」はかつて、アメリカ国民を操ってベトナム戦争を支持させるために効果的に使われたが、同じシナリオは西側諸国がロシアとの第三次世界大戦を支持するように仕向けるために有効だろうか?
英国の元国防大臣ジェラルド・ハワース卿は、ウクライナでのNATOの軍事行動を正当化するために、まさにこの主張を使っているので、そう考えているようである。
アメリカ国民の大部分とヨーロッパの大部分は、ロシアと、そしておそらくその同盟国と全面戦争になることに全く関心がないことに留意すべきであるが、体制側はとにかくこの問題を強行しようとしているように見える。
NATOの戦車や長距離ミサイルの納入は、間違いなくロシアからのより大きな反応を引き起こすだろうし、それはNATOがさらにエスカレートする理由として利用されるだろう。
少なくとも、ハワース氏は、代替メディアの多くが以前から言っていたこと、つまり、NATO軍からのさらなる支援なしにはウクライナの努力は行き詰まるということを認めているのである。
資金や武器の提供はその場しのぎに過ぎず、戦争に勝つのは人である。
元大臣は、ウクライナは本質的に大きすぎて潰せない、NATOはロシアがこの地域で優勢になることを許せない、さもなければ彼らは近隣の他の国への攻撃に勇気づけられるだろう、と示唆している。
この議論を裏付ける証拠は何もない。しかし、NATOの責任者たちが、国民の熱狂を呼び起こそうと必死になっているのは明らかである。
西側諸国の市民は、ウクライナのために戦い、死ぬことを望んでいるのだろうか?
その可能性は極めて低い。