気候カルトのドイツ人科学者ハンス・ヨアヒム・シェルンフーバー
【America First Report】BY:イーサン・ハフ 2023年1月22日
ポツダム気候影響研究所(PIK)のドイツ人科学者ハンス・ヨアヒム・シェルンフーバーは、地球を「気候変動」から救うために、すべての人の二酸化炭素(CO2)排出に上限を設け、政府によって規制しなければならないと考えている。
シェルンフーバーは、このコンセプトを「惑星のガードレール」と呼び、すべての人が日常生活において年間3トンのCO2排出量を制限されるべきであると主張する。
それを超える人には罰金を課すべきだという。
人が呼吸をするたびに、酸素と引き換えに二酸化炭素が排出されるため、呼吸も調節する必要がある。
その結果、心拍数を低く保つために、運動や肉体労働を大幅に減らすことになる。
シェルンフーバーの考えでは、金持ちだけが普通に生活することが許される。
貧乏人は、罰金を払わされずに済むように、呼吸も含めてあらゆることを控えなければならなくなる。
シェルンフーバーによれば、「生きるに値する環境」を手に入れるためには、CO2排出量を最小限に抑えなければならない。
「一人当たり年間3トンのCO2が排出されるが、それ以上必要なら買えばいい」と、この気候変動マニアは言う。
現在、平均的なドイツ人は年間3トンをはるかに超えるCO2を排出している。
普通の人は年間約10トンのCO2を排出しているが、大富豪や億万長者の中には年間100トン以上のCO2を排出している人もいる。
パリ世界不平等研究所のデータによると、ごく一部の大金持ちは、年間2,000トン以上のCO2を排出している。
これらの人々は、自家用ジェット機で飛び回り、世界各地に点在する豪華な邸宅に電力を供給し続けるために必要な罰金を簡単に支払うことができるだろう。
シェルンフーバーの描くディストピアで苦しむのは貧しい人々だけである。
これは、我々が気候変動詐欺についてずっと言ってきたことだ。
富裕層はやりたい放題で、貧困層はCO2のない悲惨な存在として幽閉されるというパラダイムである。
中国のアリババは現在、一般人のCO2排出量を把握するための「個人用カーボンフットプリント・トラッカー」を開発中だという。
商品化されれば、こうしてシェルンフーバーの計画は近い将来実現する可能性がある。
そのデバイスのプロトタイプは、昨年スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)の2022年年次総会で、王者グローバリストのクラウス・シュワブが主催して発表された。
アリババグループ社長のJ・マイケル・エヴァンスは、中国がそのトラッカーを世界的に実現するための道を順調に進んでいると発表した。
「我々は、消費者が自分自身の二酸化炭素排出量を測定する能力を技術的に開発しています。その目的は、一般人が間違ったことをする機会を与えられても、正しいことをするように動機付ける」ことだと、エヴァンスは結論づけた。
一方、今年の世界経済フォーラムに出席したグローバリストたちは、世界の他の地域がひどいインフレに見舞われる中、贅沢な生活を送っている。