日本の大臣が新世界秩序を呼びかけ

    

日本の西村康稔経済産業相は1月5日、ワシントンのCSIS本部で、戦略国際問題研究所CSIS)に対し、日本の2023年のG7の優先事項に関して講演を行った。(AP写真)

 

【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン 2023年1月7日

https://www.zerohedge.com/geopolitical/japan-minister-calls-new-world-order

 

日本の通産相は7日、冷戦後の自由貿易と経済的相互依存の中で繁栄してきた権威主義的な政権の台頭に対抗するために、「新しい世界秩序」が必要だと述べた。



権威主義的な国は、経済的にも軍事的にも、とてつもない力を蓄えている」と、日本の西村康稔経済産業大臣は述べ、「我々は自由、民主主義、人権、法の支配という基本的価値に基づく世界秩序を再構築しなければならない」と付け加えた。

 

この "新しい世界秩序 "では、市民はインターネット上で自由に発言することが許されるのだろうか? 

あるいは、学校で過激なイデオロギーに反対することはできるのだろうか? 

あるいは、選挙結果に疑問を呈することができるのだろうか。

それとも、単なる権威主義のPRキャンペーンに過ぎないのだろうか? 話がそれた。

 

西村氏は来週、岸田文雄首相がワシントンを訪問し、ウクライナ北朝鮮、中国の台湾との緊張を含む問題を扱うと予想される会談に先立ち、こう語った。

「この首脳会談に先立ち、両国の防衛・外務大臣が会談を行う予定だ。」

 

岸田氏は今週、アジアで強大化する中国に対抗するワシントンの重要な同盟国が先月、第二次世界大戦後最大の軍備増強を発表したことを受け、東京の新しい安全保障政策について話し合うと述べた。

 

「西村氏は、民主主義国家は自国の産業力を保護し、技術盗用(特に軍事利用される可能性のあるもの)から身を守る必要があると警告した。

 

また、半導体、バイオテクノロジー、AI、量子科学などの分野での日米協力を奨励し、輸出規制に関してワシントンとより緊密に連携することを約束した。

 

「さらに、「輸出規制の分野での協力を強化することは、......絶対に必要だ。米国をはじめとする関係国との意見交換を密に行いながら、国際協力に基づく厳格な輸出管理を実施する」と述べた。

 

講演に先立ち、西村は米国のジーナ・ライモンド商務長官と会談した。

二人は、IBMと日本のラピドス社の幹部と一緒に、半導体の研究開発における協力について話し合った。